それにしても、医者は楽だなと毎度のように思う。

さてどの学部を受験するかという時期に、実は医学部に行こうと考えていた。僕のような貧乏人には無謀だが、金なんて後で医者になって返せばいいわけで、実際にそのように考えていた。
しかし、実際に、どこに受験するかと選択する時、当日になって、なぜか「工学部○○学科」を選択していた。
無意識領域の僕が、どこかで医学部へ進むことを恐れていたのだと思う。
財力も無いのに、どこでどう転んでしまうかわからない。そのことを危惧したのだと思う。
正直、あまり具体的なことは覚えていなくて、自分でも「あれ?」という感じだった。
僕の中に救う魔物の嗅覚が、すごかったのかもしれない。全くいらぬことをしてくれた。

大学には、クイズタレントみたいに活躍している工学部や医学部の連中がいて、そういう人物と話す機会が何度かあった。片手間にタレントなどをやり、片手間に学業をやり、おめでたい人種だなと思っていた。
実際に、「どうしてそんなに自由に生きているの?」と聞いたことがある。「自分の人生だから」と返答されたが、僕が言っているのはそういう意味ではなく、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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