女性の髪型についての、正しい受け答えとは
髪の毛を切ろうか、パーマを当てようか、ということを聞かれた。「誰に聞いとんねん」とは言わない。僕は僕で社会生活を頑張っているのだ。
そもそも、普段その人が自分のヘアスタイルについてどう考えているのか、どんな悩みを持っているのかも知らない。
その人も、たまたまそこに僕がいたから、暇だしノリで聞いてみるかと思ったのだと思う。いわゆる、気の迷いというやつだ。
いわく、髪を長く伸ばしたのに切ってしまったら、そこまで伸ばすのは長い時間がかかる。
だから、切る前にパーマを当てた方が良いのではないか、という「もったいなさ」を感じているようだ。
こういう時、僕は「なら、パーマを当てるのが良いのでは」と答える。切ってしまったら、ロングのパーマは不可能なわけだから。
ところが、この手のシーンに僕が絡んだ時、会話が弾むということはほとんど無い。
僕も、外ではそれなりの顔をして応答をするのだが、どうもまだまだ足りないようだ。
そこに、その人の母親くらいの年齢の別の女性が現れて、その女性が「美容院に行くの?」と話に参加してきた。そして、僕にしたのと同じ説明をする。
そうすると、「えー!美容院に行くのねー!」というくらいの陽気さというか、テンションで、聞き始めた。
切る前にパーマを当てようと思っているんです、という言葉を受けたら、「いやいや私もそう思うよー!絶対、もったいないって〜!」という始末(始末って…もちろん悪気はあります)。
その受け手のおかげで(せいで)、話す方もどんどん楽しくなっていき、エネルギーの上昇気流みたいなものができていた。
僕はその隣で聞いていて、「閉口っていう表現って、こういう気持ちになった人が作ったんだろうな」という感情を抱く。
所詮、僕のような人の気持ちを理解することが下手な人間が、「聞いている風」に見せたところで、たかが知れていると痛感。
こういうのをコミュニケーション能力が高い、と世間では言うのだろう。僕は決して、そういうことができる人の能力が高いとは思わないが、
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つきのまどの【つれづれゴニョゴニョ】
最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…
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