本:モモ
「懐かしい」
数十年ぶりに本屋で再会した『モモ』。
モモ
ミヒャエル・エンデ 作 , 大島 かおり 訳
小学3年生の頃、
転校したての学校の図書館で
この分厚い本を読み切ったわくわく感と爽快感が蘇る。
久しぶりに読んでみて
まったく中身を覚えていないことにびっくり!
ちょっぴり冷っとするところもあるけど
こんなあたたかくて美しい豊かな物語だったとは。
夢中であっという間に読み切ってしまった。
***
『モモ』は、
おとなたちが灰色の男の誘惑に負けて
大切な時間と心をなくしていく世界で、
奪われた時間をとりかえす小さな女の子の物語。
もともと心の音を大切にしてきたモモは
人の話を聞くのがとっても上手。
動物や自然、夜空に瞬く星たちの声まで聞き入る。
そんな彼女に時間泥棒の悪魔のそそのかしは効かず、
時間を司るマイスター・ホラに招かれ、
この世界と時間の秘密に迫る。
時間の本質に気づいたモモに、
マイスター・ホラは時間の秘密を明かしてゆく。
"時間"を荘厳なしずけさに感じる"音楽"と表現するモモ。
"時間"を感じるために"心"があると説くマイスター・ホラ。
モモとホラの会話はとっても不思議でとても心地よい。
そしてなにより、モモもホラもなんてロマンチックなの✨
***
今を、
どこで、
誰と過ごすか。
何を感じているか。
どんな心であるのか。
今日1日はどうだったか。
時間っていったい何なんだろう?
小さいモモに聞かれたら、
みんなは何とこたえるかな?
今の私なら
「時間は天からのメッセージ。
一瞬一瞬にいろんな出会いや願いが秘されてて、
それにどれだけ気づいていけるか。
そこにこの世界を生きる喜びがある」
とこたえようかな。
やさしい世界に包まれた物語のなかに
「キラっ」と光の言葉が散りばめられていて、
久しぶりにいろんなことを感じた1冊。
なにより、
この分厚い本を読み切るわくわく感と爽快感はたまらない。
そんな感じを味わいたい方におすすめです🌸
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本は時間
と空間を超えて出会える人との出会い。
心に響く光る言葉を知る機会。
知は力なり。
たくさんの人に読んでもらえたらなと思い
本の紹介しています。
気になる本があったら、ぜひ読んでみてください😊