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いつの間に私は私でなくなった

22.0930

「あなたの言葉には愛がない」と言われた。
確かに冷たい態度で関わり、否定的な言葉を使って嘲笑うようにして返してしまったのだ。そりゃあそう。愛がない。今の私に愛はない。

最近の私は、他人に反発してしまうことが増えたような気がする。他人に否定的に関わることが増えたのかもしれない。

私は今まで選択する時、
自分の納得いく答え35%:他人の意見(実際の意見や想像の意見)65% で動いて来た。

随分と他人に委ねすぎていた。
「他人を通して自分の意見を言わせている」と言われたらそれまでだけど、私は多分人のせいにして生きていたんだと思う。

あまりにも自分自身に対して不誠実だと今ならわかる。自分に対して育児放棄をしていたようなものだ。

過去を振り返った時に、自分の人生に私が納得出来なかった。誇れなかった。
尊敬する他人をずっと絶対視していた。
「私はこの人の許可が出なければ動き始めれない」「私は絶対に間違っている」と心のどこかで自分に対して疑心暗鬼になっていた。

全てを無条件にした時に私は誰の意見を優先するのか考え直した。私は誰かの為になんて生きれないタイプだと知った。

私を一番に考えなくてどうする。
他人の意見は二の次でいいのだ。
私を私が認めてあげる。それが何より一番大切なことだと気づけた。と言うより私は知っていたはずだ。でもどこかのタイミングでそれだけじゃダメだと思ってしまった。常識を優先させた。

知っていたはずの当たり前が他人と過ごす中で、心無い言葉や無意識の否定に心が疲弊して少しずつズレていき勘違いが生まれた。
勘違いなんだから。悪意があるわけじゃない。知れば改善される。愛はずっとある。

全てを認めた時に、
私の人生は全て私が選んだと、
全て計画通りで、何一つ無駄なんてなかった、
全てが愛だったと、ほんの少し思える。

1番の幸せから逃げていた。

風が吹くたびに、木々が揺れて、太陽が雲間から出て、私たちは愛されている。
愛はそう言う自然の一部なんだと思う。

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水月
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