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Udemy学習では講師との相性が学習効率を左右する
今回はUdemy学習の雑感とGit学習の必要性について。
(約 3,900文字の記事です。)
講師との相性が重要
Gitについては1本目のコースを12時間くらい学習して、どうにも時間数の割に身に付いた内容が少なすぎるぞ?ということで返金申請。そして今日別のコースを買い直した。
そして2時間学習。全然違う。2時間で前のコースの5時間目くらいの内容に辿り着いた。英語コースで2倍速視聴でもサクサク理解して前に進める。
この学習効率の違いは何だ!驚いた。😱
もちろん12時間分の知識があるため、サラッと聞き流して理解できている部分もたくさんある。なので純粋に両者をもはや比較できない。というのも人は「知ってしまえば、知らなかった頃の自分に戻れない」からだ。
理解するのに3時間かかった知識も理解してしまえば秒で想起して理解できる。この差を比較することはもはや不可能。
だが今回の2時間で5時間分に追いつけた理由はそれだけじゃない。講師の説明の上手さ、解説資料の入念な準備、無駄のない進行、これらを感じた。だがそれだけではないことにも気が付いた。
詳細はいずれブログ記事にまとめる予定。まだ始めたばかりなのでもう少しコースを進めたあとで。コースの紹介については2, 3日中に改めて😊
講師のバックグラウンドが自分に似ているほど理解しやすい
今回のGitのコースでは、講師はWeb系のプログラミング以外にも論文執筆やアート作品の管理などにGitを使ってきた経験のある人。そしてAdobe製品なども使うクリエーター。なので以前のコースの講師のようにプログラミング畑を走ってきた人とは少し毛色が違う。
そう、今の自分にかなり近いバックグラウンドなのだ。だから講師の解説の中でGitなのに「Photoshop」という単語も出てきた。ピンと来た。Gitの話でバイナリファイルのpsdが出てきたあたり、単にプログラミング畑で育った人ではないな、と。
ということは逆に「Gitの真髄をよく理解して取捨選択した解説ができる人かも?」と思った。
実際に導入部分の説明でも、プログラミング管理以外でもたくさんの分野でGitが使われている例を「サラッと」紹介している手法の上手さ。色々可能性を感じた。
上手い解説は英語+自動翻訳字幕でも2倍速で視聴できる
これは割と私独自の解釈&視点だが、これまでの経験上、英語+自動翻訳の日本語字幕であっても、説明の上手い講師は2倍速視聴でもサクサク理解できる。話すスピードが2倍になっても、図示や解説がシンプルなので2倍集中すれば普通に理解できるのだ。
逆に下手な講師は、頻繁に1倍速に戻して、リスニングに集中しないと理解できないシーンがたくさん出てくる。話している内容と図示で説明している内容がかみ合っていないパターン。本当に重要なことをサラッと口頭で流されると受講者は大混乱。大切な内容だからこそ図示でしっかり見せるべきでは?🤔と思う。
今回の講師が上手いのはデザイナー出身だからなのだろう。図示にとても力を入れていた。だからこそ分かりやすい。重要なものはまず目で見える。次に平易な英語での解説。だからこそ2倍速でも理解できる。当然、気になったところは戻って1.2~1.5倍速で見直す。だがその回数もさほど多くはない。
結果、サクサクと理解が進む。コースが前に進む。
こんな感じで学習の進度がギクシャクしない、後ろに戻らない、サクサク前に進められることが講師の腕だと感じる。
そして実際にストレスが少なく学習を進められるので、単位時間当たりの学習効率が爆上がりする。
Gitのポテンシャル!テキストを扱う全ての人の必修科目だと思った
Gitと言えば主にプログラミングやWeb関連のエンジニアが使うもの、というイメージだったが、テキストを扱う全ての分野で活用できると感じた。そういう紹介があった。
例えば法律の改正の追跡。思い切りテキストオンリーな情報だ。実際、ワシントンDCではGit, GitHubで法律を公開&管理しているそうで。
ほんとかよ!?と思ってGoogle検索してみたら丁度いい記事があったのでURLを貼っておく。
しかもこの記事公開時点で2019年、日本は5年も後れを取っている、という見方もできる。いずれにせよ、文字を扱う人は皆早めにGitを習得した方がよさそうだ。文字なのでプログラミングだけではなくて小説家などの執筆業でも役に立ちそう。
Gitの習得はかなり広い分野に応用できることが分かってきたので、全力で学習中です😊
そしてこのコースの講師は学生時代に論文執筆をGitで管理していたそうで。なるほど納得。Gitをプログラミング分野のみでしか紹介できない講師とは「説明の厚さ」が違う理由はそれだった。実体験からくる解説は説得力がある。
そして講師の軸足が異なれば、当然解説の内容も変わってくる。
デザイナー出身なのでグラフィカルな説明が丁寧だった
前の講師はガチのLinuxエンジニアだったので、本質的なGitの解説は上手かった。だが全部ターミナルでの解説。
えっと、多分、今の人は「Linuxエンジニア、またはそれ志望」でない限り、GUIでの理解の方が分かりやすいだろう。目で見えるわけだから。rm でファイルが消えました、と言われても、lsで確認して「ね、消えてるでしょ?」というのも分かるけど、イマイチ腑に落ちない。
だが今のコースの講師は画面の半分にエクスプローラを常時表示して、rm後にファイルが消えていることをGUI上で見せて解説してくれている。なのでファイルが消えたことが見れば分かる。当然ながら次にGit bashでlsして消えたことも見せてくれている。
たったこれだけの違いだが、説得力が変わる。
講師の視点、受講生の視点
立っている場所・視点が違うのだ。前者の立ち位置はCUIベースのLinuxエンジニア。
私の立っている場所はWindowsでGUIベースの非エンジニア。
今のコースの講師はMacでもWindowsでも両方使ってGUIベースでの違いを画面に映しつつ、基本となるCUIでの見え方もターミナルで説明してくれている。
どっちが受講生にとってありがたい存在か?
これがすなわち「選ばれる講師」の一つの基準だと思う。
受講生が目指す場所にまずは高速で移動する
次に今の講師の上手いところは、私が知りたいところに向かって全速力でコースを進めてくれてる点。最初の導入や、ムダにLinuxのコマンドについてダラダラと解説していたのは前の講師のコース。今は返金申請済み。
私が知りたいのはそこじゃないんだ!早く結論に至ってくれ。
そういうストレスがあったが今は違う。全力疾走で「まずは押さえるべき基本」に向かってコースが展開されていることがすぐに分かった。実際、前のコースで講師が長々と説明していた部分のほとんどがカットされてテンポよく次のテーマに進んでいるのが分かった。
そりゃどうりで前のコースでは時間数の割に学びの実感が少なかったわけだ、というのがすぐに分かった。
さっさとブランチとマージとコンフリクトの話にいけよ!と。今のコースでは1時間以内にそのテーマに入っていく。それでいい。
辞書的なコースは嫌われる?私は返金申請した
全てのテーマを網羅的にダラダラと解説されると、逆に困る。
要するに結論はどこ?
初心者が中級者になるまでに最低限押さえるべきツボはどこ?
こういうことだ。だらだらと上級者にならないと理解できない細部を前半で説明されても困る。記憶に残らないし活用できない。ただただ学習時間だけが延びていく。
情報の取捨選択には経験が必要だ。ド素人から初心者になるために必要なコース(Bootcamp)と、中級者が上級者になるためのコース(Master class)では、取り扱うべき中身が変わる。それを全部一体化すると悪手。2つに分けるか、あるいは前半と後半で分けないとカオス。
前のGitコースはカオスの方だった😖だから返金申請した。
初心者コースでは「逆に解説すべきではない細部」をカットすべきだし、中級以上では「実際の中身の細部」について解説したほうがニーズに合っていることもある。両者は相容れない。要するに「どの情報をどのタイミングでどれくらい解説すべきか」これが講師の腕の差に繋がると思っている。
また、
「例え話のみ」で分かったつもりにさせて次に進むのか、
正確な表現で分かりにくいものを時間をかけて丁寧に網羅的に解説するのか、
正確な表現かつ具体的な使用例と共に説明するのか。
どれも講師次第だが、受講者が望むのはおそらく3番目だろう。
教わりながら「教え方」も学ぶ
今は当然Gitについて学んでいるが、同時に、講師の解説の上手さやその手法についても学んでいる。1粒で2度美味しい😊
そう、人に何かを伝えるという手法そのものについても学んでいるのだ。自分の引き出しにない方法や手法を今回たくさん発見した。
吸収して自分の手法に取り込みたいと思っている。
昨日とは違う自分へ。更なる効率化と、よりよい未来へ。
学ぶと言うことは楽しいことだ。成長できる。あっさりと自分の殻を破って更なる高みへ、効率的な世界へシフトできる。
学ばない人には分からない世界がそこに広がっている。
だからこそ「学ぶ」ことを私は主張し続けている。
……、とはいえ、まぁ、学ぶ・学ばないは各自の自由だ。強制はしない。
だが、私は学ぶ側にいたい。
その方が楽しいから。
今回の創作活動は約1時間(累積 約3,886時間)
(1,133回目のnote更新)
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