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ソファの凄まじい吸引力から解き放つ

この頃、ソファに引き寄せられる力がエゲツないことになっている。


現在、私の自宅に置いてあるソファは、北海道に本社を置く某インテリア用品店製の、布張りのカウチソファである。今の住居へと、引っ越すタイミングに合わせて購入した物だ。

ただ買うに至るまで、試しに座ってみたり寝心地を確かめることは、一切していない。というよりも、ネットで外観などの画像を閲覧すること以外、そもそも実店舗で試すことができない物なのだ。

なぜかというのも、そのソファは「ネット限定の販売商品」と称されているからである。そのため、実店舗に出向いて買うことはもちろんのこと、展示品ですら置かれていないものである。


他のソファと比べ、比較的簡単に手に入りやすい安価に設定されている所以ゆえんなのかもしれない。試しようがない分、自宅に届いた直後でどういう形に転んでいくのか、ある意味で明暗を分けるぐらいリスクの高い代物なのは確かであった。

しかしながらその価格の割にしては、座り心地や寝心地どれにおいても、硬過ぎず柔らか過ぎずちょうどよい。使い始めてから三年以上経過しているが、一度も煩わしさを感じたことはない。むしろ安価にしては、非常なまでのコストパフォーマンスの高さに、今でも驚きを隠せないぐらいだ。

さすがは、全国屈指と云っても過言ではないインテリア用品店の商品だ。安かろう悪かろうというイメージが払拭されている中、僅かな額面で前述のような精度を体現できるのだから、なかなか侮れないものがある。


最近では、そのソファに横たわったまま、眠ってしまうことが多くなってきている。そして夜更け頃に突如覚醒することもあれば、日が昇る時間帯までベッドに移動することなく夜を明かすこともしばしばあった。

タイミングは様々あるが、これまで一番多く占めているのは、此処noteでの執筆をおこなっている最中だ。時折、文章を出力インプットしていく中で、当てはめるのに相応しい言葉がどうしても見つからない場面がある。

そこで、一旦休憩を試みようと横たわってみたものの、気がつけばいつの間にか眠りについてしまうことが多々あった。やがて、夜も深まってきたところで突然目が覚めては、時計を横目で見ながら「いかんいかん、早くなんとかしないと!」などと、慌てて執筆をおこなっていた。


ここのところ自分の記事を、明らかに誰も起きていないであろう時間帯に投稿していたのは、まさにそれが証拠である。未だ、起床する時間を気にしなくていい現状だとはいえ、そろそろ一連の流れについて見直さなければならない時期に近づいてきている。

それに私自身、社会復帰が間近に迫ってきている中、生活のリズムも少しずつ元に戻していなくてはならない。そう思いつつも今日も今日とて、またやってしまったと焦りながら書き進めている次第である。

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