自分へのイマシメとコーヒー離脱症状

もはやカフェインが自分にとっては、なくてはならない存在になってきているのかもしれない。


ここのところ、午後を過ぎたあたりから夕方にかけて、睡魔に襲われることがある。たぶん昼食を取ったことにより、上がった血糖値を下げようとする影響が少なからず有ると考えられる。

ちなみに以前…先月まで勤めていた会社にいる時は、同じ時間帯でも欠伸あくびをかいたりするようなことは、あまりなかったと思う。

午後はデスクワークから外れ、表に出て作業する時間が多かったから、というのも一理ある。ほぼ常に体を動かしており、決められた時間帯までに追えなければならないこそ、眠気に負けている暇はまったくなかった。


それからひとり社会を離脱した後、当たり前だが身の回りの環境を含む生活は一変した。外出する頻度は少なくなり、代わりに家にこもる時間が多くなった。

運動や食生活においては、実家にいた時と然程さほど変わりはない。運動においては、日頃から筋トレやストレッチなどを中心にこなしているし、食事でも栄養面が偏ってしまわぬよう、自炊を中心に心がけている。

他に心当たりがあるとするなら、今まで当たり前としていたコーヒーやお茶を飲む頻度が減ったぐらいだろうか。ここ2〜3週間で毎朝を除き、日中で口にすることがほとんどない。


もしかすると、そのせいかもしれない。今の私はカフェインならぬ、ブラックコーヒー離脱症状に陥っている可能性がある。それを証拠に日中は、それまでの生活と比べて集中力が欠けることが多くなってしまっている。

特に読書においては、3、4ページほど細かく羅列された文章に目を通すのがやっとだ。それ以上読み進めようとすると、日中にも関わらず睡魔に襲われてしまってまともに進められない。

私には、半年以上前に買っておいた幾つかの本を、時間の許す限り読み進めておかなければいけないという、大きいようで小さな使命を課せている。

そして今度こそ行動に移さなくては…と思考が働くものの、自分の両目と頭脳がストライキ(?)を起こしてしまい、なかなか一冊を読破するにまで到達していないのが現状である。


また、デスクに座っておこなう作業でも途中で寝落ちしてしまわないように、眠気覚まし用として黒いガムを用意してある。だが、刺激のある特有の辛さが舌に慣れてしまい、いよいよ効果がなくなりつつある。

しまいには、そんなふうにしてほぼほぼ怠惰たいだと化している自分に喝を入れようと、頬を何発かビンタを試みている。けれど顔中がひりつく一方で、睡魔を完全に追い出すには至ってない。


そうこうするうちに、午後一になって眠気が訪れてしまう。このままあっさり負けてしまおうかと一瞬頭をよぎったが、昨日も昨日で午後の時間を昼寝に費やしてしまっている。

さすがに2日連続で昼寝してしまうのは避けたいと思い、もうすぐ陽が沈もうとしている中、コーヒーでも買いに行こうと思いつく。ただ、この時間帯で飲んでしまうと、夜更けの時間に差し掛かってもなかなか寝付けられなくなってしまう。

とはいえ仮に今から昼寝し始めたとしても、やがて就寝する頃は同じだ。そう結論付けた時にはコンビニに出向き、無糖のボトルコーヒーに手を出していた。


実は、カフェインから離脱することを密かに試みていた。しかしながら今日も今日とて、ある意味で禁断症状が出てしまっている。長い間、この身体に染み込んだブラックコーヒー離脱症状とやらからは、そう易々と抜け出せられなさそうだ。


ところで、いったい何について話そうと思い立ったのだろうか。



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タダノツカサ
最後までお読みいただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています!