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玉虫色の視界 | 詩

心に一つの迷いが生じた時

歩んでいた足が止まった時


視線を足元にうつすよりも

青空へと手を伸ばすように

「ふと」顔を上げてみる


僕はしっかりと歩けていますか?

僕はまよわずに走れていますか?


両目に映る世界を再び元に戻したら

誰でもない誰かに問出されてしまう


心の叫びなんて伝わるはずないのに

己の言葉で心に伝えようとしている


あなたと見上げた日々の空は

こんなにも綺麗でしたかと


あなたが居なくなった隙間は

こんなにも満たされていましたかと


あなたを忘れてしまった虹は

嫌というほど輝いていましたかと


情けなく取り残されてしまった僕に

あなたがそっと答えてくれるような

曖昧な色をした景色だったんだ

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タダノツカサ
最後までお読みいただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています!

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