見出し画像

政治講座v823「盗人猛々しい中国の外交、礼節も品格に欠ける」

中国の外交は都合が悪くなるとすぐ逆切れして、事実を隠蔽する癖がある。白々しい、これを戦狼外交というらしいが、礼節も品格もなく、弱い犬が吠える姿に何故かしら似ている。米中は修復不可能な関係になりつつある。

      皇紀2683年2月6日
      さいたま市桜区
      政治研究者 田村 司

二つ目の中国偵察気球=中南米上空を飛行中―米

米ワシントンの国防総省(AFP時事)© 時事通信 提供

【ワシントン時事】米国防総省は3日、中国の二つ目の偵察気球が中南米上空を飛行していると発表した。米本土上空を飛行中のものとは別で、正確な位置は特定していないが、米中関係の新たな緊張の火種となりそうだ。

米本土上空の中国「偵察気球」の撃墜に時間がかかったワケとブリンケン国務長官訪中延期の“舞台裏”

日テレNEWS - 1 時間前

今週、アメリカ本土上空で発見された、中国の偵察気球。4日午後に東部の洋上で撃墜されたが、アメリカ政府高官も「これまでにない長さ」と言うほど、長期間、本土上空に留まった。気球の侵入をうけて、ブリンケン国務長官の中国訪問は土壇場で延期に。新たな米中対立の火種となった、気球をめぐる動きの舞台裏を解説する。(ワシントン支局・渡邊翔)
■白煙を上げて落下・・・「白いバルーン」相次いで目撃

「偵察気球」撃墜時とみられる映像 「Lisa Roberts 」© 日テレNEWS


4日午後2時半すぎ、アメリカ南部・サウスカロライナ州の東の沖合の空に浮かぶ、白く丸い物体。そこに一筋の飛行機雲が近づいていく。次の瞬間、丸い物体は形を崩し、白い煙を上げながら下へと落下していった。
これは、アメリカ本土上空を飛行していた中国の「偵察気球」を、米軍のF22戦闘機が撃墜したとみられる瞬間の映像。この直後、バイデン大統領が自ら、気球の撃墜を指示し、米軍が撃墜に成功したと記者団に明らかにした。
この数日、各地で多くの人々に目撃されていた気球。発端は2月2日に、国防総省がその存在を公表したことだ。これと前後して、西部モンタナ州で撮影されたとされる気球の映像が出回った。
白いバルーンの下に、ソーラーパネルのような板状の装置がついた物体。
この映像はアメリカのテレビで繰り返し放送されたが、アメリカ政府高官によると、気球は情報収集装置を備え、プロペラを使って操縦することも可能だという。
■1月28日に米空域に侵入・・・1週間近く滞空、核施設上空も飛行か

中国の偵察気球。バルーンの株にソーラーパネルのような装置が見える
写真:AP/アフロ© 写真:AP/アフロ


アメリカ国防総省の高官によると、偵察気球は1月28日にアラスカ州アリューシャン列島の北の防空識別圏に侵入。30日にいったんカナダの空域に入ったのち、31日に再びアメリカ北西部のアイダホ州の上空に入った。
2月1日にはモンタナ州へ移動。モンタナ州には、核ミサイルが配備されている、マルムストローム空軍基地がある。偵察気球の狙いが、核施設に関する情報の収集だった可能性があり、オースティン国防長官も「アメリカ本土の戦略拠点を監視するために中国が気球を使用していた」と断言している。
その後、気球はアメリカ中部を東に移動していき、カンザス州やノースカロライナ州でも気球とみられる物体の目撃情報が相次いだ。2月4日に撃墜されるまで、都合1週間ほど、アメリカの上空にいたことになる。
国防総省高官によると、中国の偵察気球がアメリカの本土上空に侵入したことは、トランプ前政権で少なくとも3回、バイデン政権になってからも1回あったというが、今回の滞空時間は「これまでにない長さ」(国防総省のライダー報道官)だという。
■本土上空での撃墜を阻んだ要因は…
気球の存在を公表して以降、記者団から、野党・共和党から、そしてアメリカ国民からも同じ疑問がバイデン政権に向けられた。
なぜ、気球を撃墜しないのか」。
トランプ前大統領もSNSで「気球を撃墜しろ!」と投稿してバイデン政権を批判した。
しかし、すぐに撃墜できない理由は、気球のサイズにあった。関係者によると、気球の全長は「スクールバス2~3台分」。撃墜後の破片は少なくとも7マイル(11km余り)の範囲に散らばっているといい、アメリカ本土の上空では、地上の市民や建築物に被害が出ない場所はなかったというのだ。


バイデン大統領は2月1日時点で撃墜を命じていたという 日テレNEWS© 日テレNEWS


実際、バイデン大統領は撃墜直後「気球について説明を受けた2月1日の時点で、すぐさま撃墜するよう命じた」と述べている。
1日には、モンタナ州の人口が少ない地域で撃墜が検討され、戦闘機もスタンバイしたというが、結局一般市民に被害が及ぶ危険性があると判断し、見送られた。最終的には、気球がサウスカロライナ州の東岸から海に出たタイミングで、撃墜に至った。
■ブリンケン氏訪中延期・・・土壇場の決断の舞台裏
今回の偵察気球の侵入は、5日からブリンケン国務長官の中国訪問を控える中、米中外交にとっては最悪のタイミングで明らかになった。
ブリンケン長官は3日「現時点では建設的な訪問につながる状況ではないとの結論に達した」として訪中を延期した。

3日、会見で訪中延期について説明するブリンケン国務長官 日テレNEWS© 日テレNEWS


国防総省が気球の存在を公表したのは2日の夕方。これを受けて国務省が訪中延期を発表したのは3日午前で、3日の深夜に予定されていたブリンケン長官のワシントン出発まで、あと半日というタイミングだった。
もちろん、政権幹部である国務長官の外国訪問が、これだけ土壇場でキャンセルされるのは異例中の異例だ。
バイデン政権の高官はNNNの取材に、決断のウラ側をこう解説する。
「2日の夜に、国防総省や議会などから、『このタイミングでのブリンケン長官の訪中はありえない』という強い反対意見やクレームがあった。その後、正式に訪中延期を決断し、3日の早朝から各所に根回しを始めた」。
与野党の対立が目立つ議会だが、中国への強硬姿勢という点では一致している。
訪問延期を決断した大きな要因の1つに、議会からのプレッシャーがあったというのだ。この高官は「すでに多くの国務省のチームが北京に向かっていたが、どうしようもなかった」と話す。
別のアメリカ政府関係者も、「北京に行っても気球の話一色になってしまう。他の議題は何も話せないでしょう。こんな状態で訪問しても、意味が無い」と、決断に理解を示した。
■米中「対話ムード」の行方は不透明に

2022年11月の米中首脳会談でのバイデン大統領と習近平国家主席 バイデン大統領の
Twitterより© バイデン大統領のTwitterより


今回のブリンケン長官の訪中は、2022年11月の米中首脳会談で、高官レベルの対話を促進することで合意したことをうけてのものだった。中国側は、気球について「気象研究用のもので、予定のコースを大きく外れて誤ってアメリカに入った」と説明。ブリンケン長官と習近平国家主席の会談も調整していたと報じられる中、「遺憾の意」を表明するなど事態収拾に動いた。しかし、バイデン政権は、ブリンケン長官が「偵察気球がアメリカの領空に存在することは、アメリカの主権と国際法を明らかに侵害している」と厳しく非難し、訪中延期に踏み切った。対する中国側も、気球の撃墜を受けて「強烈な不満と抗議」を表明。「アメリカが武力を使ったのは明らかに過剰反応で、国際的な慣例に反する」「中国は必要に応じて対抗措置を取る権利がある」などと、態度を一気に硬化させた。ブリンケン長官は、中国との外交的な意思疎通を続け「状況が許せば中国を訪問する」と述べるなど、対話の余地を残している。気球の撃墜と共に、対話ムードもしぼんでしまわないか。台湾問題やロシアのウクライナ侵攻など、米中両国の意思疎通が不可欠な課題は多いだけに、今後の両国の対応が問われている。

中国外務省 気球撃墜に「強烈な不満と抗議」表明

テレ朝news - 5 時間前

 アメリカが中国の気球を偵察用だとして撃墜したことについて、中国外務省は「強烈な不満と抗議」を表明し、何らかの対抗措置を取る可能性も示唆しました。


中国外務省 気球撃墜に「強烈な不満と抗議」表明© テレビ朝日

 中国外務省は5日、声明で「当該の飛行船は民間のもので、不可抗力でアメリカに入ったと何度も説明してきた」としたうえで、撃墜に対して「強烈な不満と抗議」を表明しました。

 また、アメリカ国防総省が気球について、「地上の人たちに軍事的な脅威を与えることはない」と分析していることを挙げ「このような状況下で武力行使にこだわるのは明らかに過剰反応で国際慣行に違反する」と非難しています。

 そのうえで、「中国は、関連企業の合法的な権益を断固として保護し、必要な対応を行う権利を保留する」として、何らかの対抗措置を取る可能性も示唆しています。

対米関係安定化に冷や水=早期幕引きのもくろみ外れ―中国

3 時間前

 【北京時事】中国は5日に見込まれていたブリンケン米国務長官の訪中により、対米関係安定化への糸口を見つけたい考えだった。米本土上空に飛来した気球を巡って中国側は早期の幕引きを図ったが、もくろみは外れ、ブリンケン氏の訪中延期によって米中の歩み寄りの機運は大幅に後退することになりそうだ。

中国の習近平国家主席=2022年12月、
リヤド(サウジアラビア王室提供)(EPA時事)
© 時事通信 提供

 中国外務省は4日の報道官談話で「米国の一部の政治家やメディアが(気球の)問題を利用して中国を攻撃していることは、断固反対だ」と表明。ただ、米側の決定を「尊重する」とも指摘し、気球が「民生の気象研究用」であったことを改めて強調した。

 中国外務省が、気球が中国発のものだと公式サイトで認めたのは3日夜。「米国内に誤って入ったことは遺憾」とする短い文章を掲載した。同省は同日午後の定例会見では、状況を「確認中」として、「臆測や大げさな騒ぎ」を控えるよう内外メディアにくぎを刺していたが、わずか数時間で説明を一転させ、自国の非を認める事態となった。こうした中国の異例の対応の背景には、ブリンケン氏の訪中前に米中間に波風を立てたくないという思惑があったとみられるが、外務省発表の直後には訪中延期が報じられ、中国側は面目を失った格好だ

 中国共産党機関紙系の環球時報(電子版)は当初、専門家の見解として、気球が中国から軍事偵察目的で飛来したという米国の指摘を一蹴。米側の「自作自演の可能性もある」などと非難したが、記事は間もなく削除された。4日付の紙面では「米国は気球問題を利用し、中国に圧力をかけている」としつつ、「中国は常に米国との誠実な意思疎通を希望している」「多くの米国人は中国との衝突を望んでいない」と強調。米側に一定の配慮を見せた。

 中国は、新型コロナウイルスの感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を3年近く続けた影響で国内景気が低迷。経済の活性化や諸外国との人的交流の正常化を急いでいる。台湾問題など多くの火種を抱えつつも、短期的には米国との対立激化を避けたい思惑がある。ブリンケン氏は訪中で、習近平国家主席との会談も取りざたされていた。訪問延期を受け中国は今後、米国との対話の仕切り直しに動くとみられる。 

気球撃墜、アメリカは装置解析の方針 中国反論「明らかな過剰反応」

朝日新聞社 - 昨日 17:19

 米国は4日、米本土上空に飛来した中国の気球を米軍機で撃墜した。米国防総省によると、4日午後、米南東部サウスカロライナ州沖の上空で撃ち落とした。気球は回収し、装置を解析する。これに対し中国側は「強烈な不満と抗議」を示し、激しく反発している。

 米国防総省によると、東部バージニア州のラングレー空軍基地を出たF22戦闘機が4日午後2時39分、短距離空対空ミサイルを1発、気球に向けて発射した。米海軍と沿岸警備隊が、沖合に落下した残骸の回収作業を進めている。残骸は深くない水中にあるとみており、作業は比較的容易に進む見通しだという。

 バイデン大統領は4日、記者団に「1日に気球について説明を受けた時、国防総省にできるだけ早く撃墜するよう命じた。(国防総省は)地上の誰も傷つけることなく、(米領海の)12マイル以内の海上で実行することが最善のタイミングだと決めた」と話した。

 米国は、気球は中国が米国の監視用に飛ばしたものとみて、「明らかな米国の主権の侵害で、国際法違反」(ブリンケン国務長官)と非難した。ブリンケン氏は3日夜に出発して中国を訪問する予定だったが、直前に延期を決めた。

■中国側「強烈な不満と抗議」

 気球が米軍に撃墜されたことを受け、中国外務省は5日朝、「強烈な不満と抗議」を示す声明を発表。「明らかな過剰反応であり、国際慣例の重大な違反」などとして強く反発した。この問題が持ち上がって以来、中国政府が「米国側に冷静かつ専門的、抑制的な方法で適切に対応するよう求めてきた」と述べたうえで、「米国側が頑迷に武力を用いたのは明らかな過剰反応だ」と批判した。

参考文献・参考資料

二つ目の中国偵察気球=中南米上空を飛行中―米 (msn.com)

米本土上空の中国「偵察気球」の撃墜に時間がかかったワケとブリンケン国務長官訪中延期の“舞台裏” (msn.com)

中国外務省 気球撃墜に「強烈な不満と抗議」表明 (msn.com)

対米関係安定化に冷や水=早期幕引きのもくろみ外れ―中国 (msn.com)

気球撃墜、アメリカは装置解析の方針 中国反論「明らかな過剰反応」 (msn.com)

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?