やさしい物理(哲学)講座ⅴ55「『古い水』の発見。Cogito ergo sum。われ思う、故に我あり」
全てについて疑うべし(De omnibus dubitandum。カール・マルクスの言葉)という方法的懐疑により、自分を含めた世界の全てが虚偽だとしても、まさにそのように疑っている意識作用が確実であるならば、そのように意識している我だけはその存在を疑い得ない。「自分は本当は存在しないのではないか?」と疑っている自分自身の存在は否定できない。―“自分はなぜここにあるのか”と考える事自体が自分が存在する証明である(我思う、ゆえに我あり)、とする命題である。「観念に対応する実在はいかに考えられるべきか」や「もっとも確実な観念はなにか」といった問いがあげられよう。
翻ってCogito ergo sumはデカルトの言葉であるが、その彼の言葉を借りるならば、その物の存在は、存在を認識する自分がいてその物の存在が証明されるということ。分かったようでわからないことばであるが、今回の報道記事も「古い水」の存在を認識する科学者の存在があり、その証明で「古い水」が実存することが分かった。「われ思うゆえにわれあり」Cogito ergo sum。
皇紀2683年3月15日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
地球の水は太陽より古い、研究により明らかに
stylemania.it によるストーリー • 28 分前
ギャラリーの写真 1/5 米国国立電波天文台(John Tabin との共同研究による)は、地球から1305光年離れた星を観測し、現在の地球上にある水が、実は数百億年前、すなわち太陽がまだ誕生していない時代にまでさかのぼることを発見しました。
地球上の水は太陽より古い、研究により判明
米国国立電波天文台(John Tabin との共同研究による)は、地球から1305光年離れた星を観測し、現在の地球上にある水が、実は数百億年前、すなわち太陽がまだ誕生していない時代にまでさかのぼることを発見しました。
撮影した電波望遠鏡
この詳細を明らかにした写真は、チリ・アンデスのAtacama砂漠にある電波望遠鏡Alma で撮影されたものです。
初めて行われたこと
そして、このデータ解析の結果は、雑誌「Nature 」に掲載されました。つまり、形成途中の星の周りにある分子の存在を初めて詳細に分析することができ、地球上の水の特異性を発見することができたのです。
データ分析
この星V883Orionis の写真を観察したところ、2個の水素原子と1個の酸素原子からなる水の化学的特徴を発見し、水素原子を重水素に置き換えた水と区別することができました。
研究者の発言
この2種類の水は、非常に特殊な条件下でしか形成されないため、それぞれの割合が分かれば、年齢や起源を知るための一種のサインとなります。「これは、太陽、惑星、彗星ができるずっと前に、太陽系の水ができたことを意味します」と、Michigan 大学の天文学者で、Nature の記事の共著者であるMerel van 't'Hoff は述べています。
参考文献・参考資料
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?