やさしい物理講座ⅴ117「マイケルソン=ゲイル=ピアソン実験でマイケルソン・モーリーの実験から導き出された『特殊相対性理論』と『光速度不変の原理』の誤謬を検証」
マイケルソン・モーリーの実験の光の通り道には空気が存在したことが実験結果に影響して、干渉縞に計算値の予想とは違う結果が何度も出た。つまり、光の通り道から空気を抜かず、真空状態でなかった結果、慣性力が働いている空気と言う媒質中を通過することで、干渉縞の移動の観測値が理論値と合致しない結果を導き出したのである。そして、観測者の運動速度と実験装置の媒質(空気)の慣性力が働くことによる干渉縞の移動の観測値が理論値と合致しない結果を「光の速度は常に同じ」という「光速度不変の原理」という「特殊相対性理論」が論じられた。これが独り歩きし出したのである。権威を持ったアインシュタインの理論に忖度するなど、呪縛に囚われた物理学者は盲信しだしたのである。
そこで、アインシュタインは「特殊相対性理論」を発表してしまった。その「特殊相対性理論」を数学的に説明するために数学者のローレンツに方程式を依頼した。それが「ローレンツ変換式」である。「x」座標と「y」座標が等しくなる式である。1905年から120年間という長き間、間違えた理論が闊歩してきたのである。それから20年後の1925年にマイケルソン=ゲイル=ピアソン実験が行われた。ここでは、理論値と観測値がほぼ一致していた。この実験を俯瞰すると、実験装置にサニャック干渉計を改良したもの。地球の自転によるサニャック効果を測定し、しかも空気を抜いた装置での真空での実験である。
今回は120年前の実験を検証してなぜ「特殊相対性理論」における「光速度不変の原理」に誤謬があることを紹介する。
皇紀2684年8月21日
さいたま市桜区
理論物理研究者 田村 司
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