政治講座ⅴ858「前科4犯の経歴の李在明氏、次は5犯になり勲章が一つ増えるのか」
昔、法学部の授業で3振法の存在を知った。
米国には三振法(Three-strikes law)とは1990年代にアメリカ合衆国において州法として成立した法律の総称であり、スリーストライクス・アンド・ユー・アー・アウト法(三振でアウト法)を日本語訳したものである。1994年に制定された連邦三振法が代表的(「三振即アウト法」とも呼ばれる)。制定当初は重罪(felony。多くの州では死刑又は長期1年以上の刑の科せられる犯罪)の前科が2回以上ある者が3度目の有罪判決をうけた場合、その者は犯した罪の種類にかかわらず終身刑となるという立法であったことから、野球の三振になぞらえて『 Three-strikes law(三振法)』の名がついた。
アメリカでは刑務所の定員が超過状態にあることが多く、凶悪犯罪者が短い刑期で仮出獄して再犯を繰り返すことが多い。三振法は再犯者の仮出獄の可能性をなくす法律を定めることにより、このような事態を防ぐ目的がある。さらに犯罪多発国であるアメリカでは犯罪解決率が総じて低いため、凶悪犯罪者の多くは常習犯で、特定の犯罪で捕まる以前にも他に明らかになっていない重罪を犯している場合が多い。このため累犯者を微罪でも終身刑にすることで重罪を未然に防ぐことができるとされる。始まりは1993年のワシントン州、翌年にはカリフォルニア州で制定された。2004年には26の州と連邦政府で施行されている。
翻って韓国の政界に目を向けると遵法精神が欠如かなと思われる事例である。まあ、韓国は近代法治国家ではなく、事後法(遡及法)で、簡単に刑事罰を科すことができる国であるから歴史的に致し方ないのかな!と同情を禁じ得ない部分もある。しかし、前科4犯を国民が支持している現状から、国民の意識にも「ケンチャナヨ」精神があるのであろうか。
このような人物が韓国大統領にならなかったことに安堵している次第である。ちょっと古い記事も織り交ぜて紹介する。
皇紀2683年2月18日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
韓国検察、野党代表の逮捕状請求 市長時代の背任容疑
2023年2月16日 12:52
【ソウル=甲原潤之介】韓国検察は16日、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の逮捕状を請求した。京畿道城南市長時代の不動産開発を巡って一部の企業に便宜を図り、市の都市開発公社に4895億ウォン(約510億円)の損失を与えた背任など複数の疑いで捜査していた。
李氏は現職の国会議員で、会期中は国会の同意がなければ逮捕されない。国会は野党の民主党が過半数を握っており、韓国の聯合ニュースは「逮捕同意案が可決される可能性は低い」と報じている。
女優との不倫疑惑、飲酒運転の前科に非難も…失速した韓国大統領候補は「対日強硬派」
2021/10/12 08:39
【ソウル=上杉洋司】韓国の次期大統領選で、左派系与党「共に民主党」の公認候補に選出された 李在明イジェミョン ・京畿道知事(56)は、予備選当初の圧勝ムードから失速し、過半数を辛うじて超える得票率に終わった。過去の宅地開発など複数の疑惑の追及を受けたためで、来年3月9日の投開票に向け、党内で団結できるか不安を残す結果となった。
李在明氏は、10日発表の一般の有権者を含む「選挙人団」の投票では、得票率が28・3%と、62・37%の 李洛淵イナギョン 元首相に惨敗した。予備選当初の得票の蓄積があったため、累計得票率は50・29%と過半数を超え、決選投票は何とか回避できた。
李在明氏を悩ませたのは、ソウル近郊の城南市長時代(2010~18年)に推進した同市 大庄洞テジャンドン の宅地開発を巡る疑惑だ。官民合同事業に参加した企業が巨額の利益を得て、担当した市公社幹部が背任と収賄容疑で10月上旬に身柄を拘束された。李在明氏の側近とされる人物で、韓国メディアの報道は連日、過熱した。
聯合ニュースによると、李在明氏は10日の候補選出後、「詳しく知らない国民が、『李在明が不法行為をしたのでは』と思った影響があるかもしれない」と語った。不正への関与は一貫して否定し、「保守メディアと野党による『李在明殺し』だ」と反論している。
予備選で2位に終わった李洛淵氏の陣営は11日、予備選の無効票の集計方法を見直すべきだとして、決選投票の実施を求め、党の選挙管理委員会に予備選の結果に異議を申し立てた。
予備選では、過去の疑惑も取り沙汰された。李在明氏は18年の京畿道知事選後、実兄の強制入院を巡る疑惑で虚偽の説明をしたとして、公選法違反で有罪判決を受けた。失職の危機を迎えたが、判決は最高裁で覆された。無罪意見を出した当時の最高裁判事が、退任後、大庄洞疑惑に絡む企業の顧問になっていたことが判明しており、この元判事に何らかの利益供与があったとの疑いが出ている。
予備選では、女優との不倫疑惑や、飲酒運転の前科を巡っても、「道徳的に問題だ」と他候補から非難された。
対日強硬、文政権の路線継承か
【ソウル=上杉洋司】 李在明イジェミョン 氏は日本に対する強硬発言が目立つ政治家だ。政権を取った場合、元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟や慰安婦問題など日韓関係の懸案で、 文在寅ムンジェイン 政権の厳しい路線を継承する可能性があるが、具体的な対日政策は発表していない。
李氏は7月2日、出馬表明直後の記者会見で、「私は日本を嫌いではないし、反感も持っていない」と前置きしつつ、朝鮮半島の分断状況について「侵略国家である日本が分断されるべきだった」と語った。
城南市長時代の2016年には、慰安婦問題について「戦争に強制動員して体系的、長期的に朝鮮の女性に集団性暴力を加えた」との主張を展開している。
イ・ジェミョン(李在明)大統領候補は前科4犯【甥は殺人犯で不倫スキャンダルも】
2022年3月8日
イジェミョン氏は前科持ちであることや、犯罪を肯定する発言をしていたこと、殺人犯である甥の弁護、女優との不倫スキャンダルが話題になっています。
イ・ジェミョン(李在明)の前科4犯の内容
イ・ジェミョン(李在明)氏が過去に犯した罪は、以下のとおりです。
公務員詐称
道路交通法違反
飲酒運転
特殊公務執行妨害
選挙違反
飲酒運転より初心者運転のほうが危険?
イ・ジェミョン(李在明)氏は、自分が犯した飲酒運転のことは棚にあげ、「飲酒運転よりも初心者運転のほうが危険だ」と開き直るそぶりでて、過去の犯罪を反省していない様子も見せています。
他にもイ・ジェミョン(李在明)氏は、自分が正しい、良いと思うことであれば、現在の法律を破っても構わないという主張をしていました。
イジェミョンが犯したキムブソンとの不倫スキャンダル
キム・ブソン氏は、昔恋人関係にあったイ・ジェミョンの成功を願っていましたが、
「権力という欲にとらわれて怪物に変わってしまった。」
「過去の恋人も、自分の障害になると判断したなら、簡単に捨てる人間だ。」
と批判をしていたことでも話題になりました。
イ・ジェミョン(李在明)の甥は殺人犯
イ・ジェミョン(李在明)氏の甥は、当時交際していた恋人と、その母親を殺害していることが明らかになっています。
イ・ジェミョン(李在明)氏はもともと弁護士であったため、甥を弁護しました。
「甥は事件当時、心身ともに弱っていて、責任能力がなかった」とし、減刑を訴えたのですが、これに対して韓国の国民は猛反発しました。
それもそのはずで、イ・ジェミョン(李在明)氏はこれまで、「凶悪犯は厳罰を科せられるべき」という主張をつらぬいていました。
しかし、自分の甥のことになると急に態度を変え、減刑を求めようとするイジェミョン氏の姿勢に、国民からの猛反発があったのです。
参考文献・参考資料
韓国検察、最大野党の李在明代表の逮捕状請求 市長時代の背任容疑 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
女優との不倫疑惑、飲酒運転の前科に非難も…失速した韓国大統領候補は「対日強硬派」 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
イ・ジェミョン(李在明)大統領候補は前科4犯【甥は殺人犯で不倫スキャンダルも】 | Wiseメディアファクトリー (wise-media-factory.com)
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