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政治講座ⅴ1101「広島サミット粉砕?アナキスト!平和を破壊する活動家」

 久しぶりに見ました。暴力革命で政権奪還の主張。日本共産党も以前は暴力革命を党是として活動していましたが、時代はもうそのような暴力革命を標榜する時代ではない。旧ソ連を見なさい。社会主義実験は失敗に終わっているのである。今生き残っている中国共産党も国家破綻を起こしていて、中国共産党は崩壊寸前である。このような時代錯誤の思想を振りかざす暴力革命を標榜する活動は流行らないのである。未だ、帝国主義という古いレッテルと古い概念を持ち出して自己主張していることに時代錯誤を感じる。
中核派とは革命的共産主義者同盟全国委員会の一派である。
通称の「中核派」は、本来は革共同第三次分裂後に学生組織であるマル学同の本多支持派が名乗った分派名である。そして、「反帝国主義・反スターリン主義の旗のもと万国の労働者団結せよ!」をメインスローガンに、世界共産主義革命の一環としての日本共産主義革命を掲げ、その革命は暴力革命で、樹立すべき政権はプロレタリア独裁であるとする。そういえば中国共産党もG7広島サミットを批判していた。
今回は、まだ化石のような革命思想を主張する報道記事に遭遇したので紹介する。

     皇紀2683年5月22日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

“中核派女子大生”が「広島サミット粉砕」を掲げる理由

日刊SPA! の意見 • 11 時間前

 5月19日、平和記念公園周辺を完全封鎖する前代未聞の警戒態勢の中で、G7広島サミット(先進7カ国首脳会議。以下、広島サミット)が始まった。
 各国の首脳が次々と広島市に来訪する一方で、市内ではサミット反対を主張する陣営のデモや集会も多数繰り広げられている。
 このサミット開催を前に、メンバーが次々と逮捕されSNSでもトレンド入りしたのが、世間では「暴力革命を主張する過激派」とされている中核派だ。同派は「核戦争のための帝国主義会議=G7サミット粉砕!広島行動」として、開催前の17日から21日まで市内各地で集会やデモをSNSや街頭でのビラ配布を通じて呼びかけている(この原稿を書いていたら、さらに現地のデモで逮捕者が出ていた)。
 いま、彼らはなにを目的に「広島サミット粉砕」を主張しているのか。
 現地で活動中の、中核派全学連副委員長の矢嶋尋さんが取材に応じてくれた。

矢嶋尋さん© 日刊SPA!

◆合計8人のメンバーが逮捕
 既に多くのメディアで報じられているが、広島サミットを前に報道された中核派メンバーの逮捕は次のようなものだ。ひとつは4月27日、2018年に友人のクレジットカードで高速バスのチケットをまとめて購入したことが「電子計算機使用詐欺」にあたるとして2人が逮捕されたもの。もうひとつは5月11日、今年2月に成田空港用地内の空港反対派やぐらの強制撤去を妨害したとして6人が逮捕されたものだ。
 この合計8人ものメンバーの逮捕を、矢嶋さんは「敵の弱さの表れ」だと率直に語る。
 「メディアの報道では、どこも中核派が広島サミット粉砕を主張していることが書かれていましたよね。つまり、今回の逮捕が広島サミット反対への弾圧だと、向こうのほうが認めているわけじゃないですか」
◆追い詰められているのは「弾圧せざるを得ない政府」のほう
 これは、政府のほうが広島サミット反対の声を押しつぶさないといけないところまで、追い込まれているために「弾圧」という手段をとらざるをえなくなっていることを示すものだ、というのが矢嶋さんの分析だ。
「もしも、政府の力が圧倒的ならば反対の声もあがらないですよね。ところが、実際には広島サミットのために2万4000人もの警察官を動員しなければならなくなっています。広島に来て実感していますけれど、政府はまったく歓迎ムードをつくることもできなかったんです。もう、反対の声を押しつぶさないと開催できないところまで追い込まれているわけです」
◆平和記念公園が完全封鎖されたのは…

“中核派女子大生”が「広島サミット粉砕」を掲げる理由© 日刊SPA!

 矢嶋さんの弁によれば、政府が追い込まれていることを、如実に示すのが広島サミット開催中に原爆ドームを含め平和記念公園がフェンスで完全封鎖されたことだという。

「G7の首脳が平和公園に来るのは19日の午前中だけなんです。なのに期間中ずっと閉鎖されることになっています。広島サミットの最中にどんどん人が集まって、東京五輪や国葬の時のような声をあげられることを、恐れているわけです」

 そうした情勢分析を語った上で、矢嶋さんは今の心境を、こうまとめた。
「弾圧されるほど、敵を倒せる日は近いなと思っています」

◆そうはいっても「粉砕」できるのかという問いには
 とはいえ、仲間が次々と逮捕され次は自分も……という怯えはないのだろうか。それを訊ねると、少し考えた矢嶋さんは確信に満ちた感じで、語り始めた。
 「活動を続ける中で、いつか弾圧は来るのだろうなとは思っていました。今は、本当に戦争に向かってのプロセスが始まっていく中で、特高警察が(戦争に反対する)『はだしのゲン』のお父さんを、捕まえたのと同じ状況が来ているんだなと感じています」
 しかし、ここでどうしても気になるのは矢嶋さんたちの掲げる「サミット粉砕」というキーワードである。「粉砕」を掲げているとはいえ、主な活動はデモと集会である。今ではネットで意味もわからず「過激派」という言葉が一人歩きしている気がするが、筆者はギリギリ、中核派が現在よりも過激だった時代をリアルタイムで知っている。
 筆者が小学生の頃に国鉄分割民営化反対闘争で、総武線の浅草橋駅を焼き討ちにしたり、1986年の東京サミットに反対し迎賓館にロケット弾を打ち込み緊迫したニュース映像が流れていたのを記憶している。そこまでしてもなお、状況は覆られなかったことを顧みると、とても、今回も粉砕できるとは思えないのだが……。
「重要なのは実力で粉砕しようとする意志です。体制内の左翼は広島サミットそのものには反対せず、広島の現実を世界に伝える機会だとか主張しています。でも、私たちは、これは帝国主義者の戦争会議で絶対に止めるしかないと考えています。だから、その姿勢を明らかにするために粉砕を掲げているんです」
 ◆活動に加わったきっかけは…

“中核派女子大生”が「広島サミット粉砕」を掲げる理由© 日刊SPA!

 舌鋒鋭く語ってくれた矢嶋さんだが、本媒体が彼女に取材するのは今回が2度目である。前回は『週刊SPA!』5月2日・9日合併号の特集「大学サークルの危険なウラ側」で、昨今の新人獲得の事情などを話してもらったのである。近年、中核派は、YouTubeやTwitterを用いた宣伝、さらには同人誌即売会・コミックマーケットに出展し「会いにいける過激派」として存在感を強めている。矢嶋さんも、活動に加わったきっかけは「音楽の趣味が一緒だったTwitterのフォロワーに誘われたから」である。
 しかも、最初に参加したのは2020年9月の革共同政治集会だ。デモや学習会ではなく、いきなり本気の集会に誘われたわけである。しかも、参加を決意した決定的場面も意外なものだ。
「そこで見たのは、51年ぶりに公然と姿を現した清水丈夫議長が『自己批判』をして、メチャクチャに野次られている光景でした。その時、ああ、この団体には権威主義がないんだなと思ったんです」
◆現在の情勢は「既に戦争が始まっている」状態

“中核派女子大生”が「広島サミット粉砕」を掲げる理由© 日刊SPA!

 以来、活動に参加した矢嶋さんは自身が通う学習院大学でも頻繁にビラをまき、今や学内では有名人。ビラを撒いていると「いつも見てます」と声をかけられることも多い。活動のきっかけとなったTwitterは、尖った政治的なツイートばかりかと思いきや、合間に自撮りも欠かさないあたりが、実に現代的だ。
 そんなデジタルネイティブ世代の活動家である矢嶋さんは、これからの展望をこんなふうに語った。
 「軍事費2倍化や南西諸島へのミサイル配備など、既に戦争は始まっています。広島サミット粉砕の活動を通じて反対勢力が存在することを世界中にみせることで、新たな選択肢ができるわけじゃないですか。全力で戦って、これから戦争が始まっても一緒に戦える運動をつくっていきたいと思っています」
 彼らの主張を支持する、しないを問わず、なにか気になってしまうのは、諦観に満ちた現代には希な強固な意志ゆえだろうか。

<取材・文/昼間たかし>
【昼間たかし】
ルポライター。1975年岡山県に生まれる。県立金川高等学校を卒業後、上京。立正大学文学部史学科卒業。東京大学情報学環教育部修了。ルポライターとして様々な媒体に寄稿。著書に『コミックばかり読まないで』『これでいいのか岡山』


ゼレンスキー氏広島訪問に被爆者「保有国、核廃絶へ動き出して」

毎日新聞 によるストーリー • 1 時間前

ウクライナのゼレンスキー大統領の来日を報じるテレビニュースに見入る国内外のメディア関係者ら=広島市中区の国際メディアセンターで2023年5月20日午後3時42分、小坂春乃撮影© 毎日新聞 提供

 ウクライナのゼレンスキー大統領が20日、来日し、主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席することについて、開催地・広島の市民や被爆者らからは期待と注文の声が聞かれた。
 サミットに通訳ボランティアとして関わる広島市安佐南区の私立大4年、今村萌さん(21)は「厳しい情勢の中、国を出る決断をしたことはすごいと思った。ロシアとウクライナの戦争が終わるよう、平和に向けた話し合いを広島でしてほしい」と願った。


 自身のツイッターでサミットについて頻繁にコメントを投稿している広島市中区の会社員、五十畑(いそはた)陽太さん(24)は「オンラインで参加するとされていたゼレンスキー氏が実際に来日するとは思わなかった。G7首脳はロシアによる侵攻の早期終結に向け、ウクライナに対してできる限り、最大限の支援をしてほしい」と求めた。

 広島県原爆被害者団体協議会の大越和郎事務局長(83)は「電撃来日に驚いている。G7には核保有国もあるから、サミットでは核廃絶が真正面から議題にならないだろうと諦めていた。最も核兵器の危機にさらされている国のトップが平和都市に来て議論に臨む以上、核保有国は核廃絶に向けて動き出してほしい」と訴えた。

 サミットの取材拠点となっている国際メディアセンター(広島市中区)では、ゼレンスキー氏の広島空港到着を報じるニュースに国内外のメディア関係者が見入った。【根本佳奈、安徳祐】

G7首脳宣言を発表 中国に「建設的で安定的な関係構築の用意」

毎日新聞 によるストーリー • 2 時間前


G7広島サミットのワーキングランチで記念撮影に応じるG7各国首脳ら=広島市南区のグランドプリンスホテル広島で2023年5月19日午後1時44分(代表撮影)© 毎日新聞 提供

 主要7カ国首脳会議(G7サミット)は20日、首脳宣言を公表した。宣言では、中国に対応するためのG7共通の原則などを盛り込んだ。

 中国に対しては、直接懸念を伝えることの重要性を強調したうえで、「建設的で安定的な関係を構築する用意がある」と表明。「世界的な課題や共通の関心事については協力することが必要」とした。


 一方、核軍縮については、現実的かつ実践的な方法で「核兵器のない世界を実現することに関与することを表明する」と盛り込んだ。

 ロシアのウクライナ侵攻については、改めて強い言葉で非難する姿勢を表明。世界の安定に向け、G7として「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化する」とした。

米、F16供与容認 ウクライナ支援で方針転換(5月20日)

毎日新聞 によるストーリー • 2 時間前

F16戦闘機=AP© 毎日新聞 提供

 米国は19日、広島市で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)でウクライナに対する米国製F16戦闘機供与に向けたパイロット訓練を支援する意向を表明した。ウクライナ情勢を巡る日本時間20日までの動きをまとめた。【デジタル報道グループ】

米、パイロットの訓練も支援

 バイデン米大統領は19日、広島市で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、欧州からウクライナへの米国製F16戦闘機の供与に向け、ウクライナ軍パイロットの訓練を支援する意向を表明した。米国はこれまでF16の供与に慎重だったが、ウクライナや欧州側の要望を受け、欧州からの戦闘機の供与と訓練を容認する姿勢に転じた。【関連記事】欧州からのF16供与、米が容認に転換 ウクライナ支援継続示す


ロシア、米国への制裁拡大

 ロシア外務省は19日、米国による対露制裁への対抗措置として、オバマ元大統領ら米国民500人のロシアへの入国を禁じると発表した。ロシアは2022年2月にウクライナへの「特別軍事作戦」を始めて以来、米国のバイデン大統領や政府幹部らの入国禁止措置を講じており、大幅に対象を拡大する形となった。【関連記事】ロシア、米国人500人を入国禁止 オバマ元大統領ら対象

G7、ロシアに追加制裁

 広島で開催されている主要7カ国首脳会議(G7サミット)がウクライナに侵攻するロシアに対する制裁強化で一致したことを受け、G7各国が追加制裁措置を発表した。日本政府は19日、ロシアの制裁回避を封じるため、制裁回避や迂回(うかい)に関係した約100の個人・団体の資産凍結などを公表。米国も20カ国・地域にまたがる300超の個人・団体を追加で制裁対象に指定する、と発表した。【関連記事】G7が対露追加制裁発表 広島サミットでの一致を受け

参考文献・参考資料

“中核派女子大生”が「広島サミット粉砕」を掲げる理由 (msn.com)

ゼレンスキー氏広島訪問に被爆者「保有国、核廃絶へ動き出して」 (msn.com)

G7首脳宣言を発表 中国に「建設的で安定的な関係構築の用意」 (msn.com)

米、F16供与容認 ウクライナ支援で方針転換(5月20日) (msn.com)

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