ノスタルジー
ずっと行ってみたかった大江能楽堂へ、
ようやく、おじゃまパジャマしてきました。
気さくに出迎えてくださるのは館の方でしょうか、自身のような初見の気持ちを解してくださるんでしょう、アットホーム感もあり、何だかとても良い場所です。
靴を脱いで上がります。木床をスイスイと歩きながら、見所(みどころ)という札があり、客席はこちらって感じで掛けてあります。もうかれこれ明治時代からの造りですか、ところどころの木目の年季、擦れ具合、趣があります。
着席は桟敷がメインですが、椅子が配置されて、桟敷にも低めの椅子が用意されています。舞台にかなり近い距離でパイプ椅子があるので、ここも良かったのですが、少し全体観を感じたかった自分は桟敷に座布団腰掛でリザーブ。どこもかしこも写真映えする場所ばかり、いつかの昔にタイムスリップしたような感じは演能以外での催しもあるので、一度行ってみる価値は大いにありです。
老若男女という感じでほぼほぼ満場の空間、稽古中の方でしょうか謡本を片手に持つ方や自分のように「能.com」の資料をDLして持参する方もいたり、また桟敷の畳と舞台と客間と程よく距離感の取れたお客さん同士のリラックス感は、何というか贅沢に思えました。
演目は、夕顔と鉄輪。
演目「夕顔」について
旅の僧がとある家の中から聴こえる歌声と、その家から出てきたその歌女さんにここは何かと尋ねたと、そしたら昔ここはとある旧跡で、とある女性がここでの恋の出来事や、物の怪に襲われて死んでしまった場所だとのこと、求められるままにその時の話を女性は話しながら、ふと姿を消します、夜になり経を唱えていたら幽女が現れて舞いながら、その回向のおかげで成仏できましたと消えていったという。
ということで、美月さんに戯れてもらいました。
アキラ・・・、何故アキラなのだろう。ま、いい。
「回向」が「カウンセリング」という解釈ということでしょうか、
ここでいう「祈り」とは、
なるほど、
再度、美月さんに今度は東京ver.で戯れてもらいましょうか、
最後は、良かったっていう感じのお話なのでしょう。
狂言も面白かった。
謀生種(ほうじょうのたね)・・・?・・読めん。。。
嘘に嘘を重ねて掛け合い最後にオチで〆る、
笑えた。
ここでの笑いって大事ですね、気持ちが解れて仕切り直しができますね。
仕舞がここで入ります、
観れる!しっかり集中して観れるぞ、
所作というかひとつひとつの動作を目で追う、
地謡さんの太~~~~~~い声を聴き、
とても集中できている、
σ(゚∀゚ )オレ セイチョ〜してる。
さて、鉄輪が始まります。
ピリッと、パシッと、空気が張り詰め緊張感がマシマシになります。
最近はYouTube観まくったせいか、能楽師さんのお名前と顔が一致するようになってきました。そうなってくると・・・「推し」ですか、この方の謡が渋いわ~、この方の音いいわ~、とか、そういう次元にも入りつつある自分で候。
女性能楽師の方が舞うシテを始めてみました(そんなしょっちゅう演能観に行ってるわけじゃないすけどね)。
予め内容を覚えて言った分、演能空間に引き込まれるというか、良い感じ。
後シテさんが若い方で、発声にメロディーがある感じの個性的な謡でした。
これからの能楽界を担う方でしょうね。
また6月にでも大阪に出向こうと思いますが、
心斎橋パルコのステーキ食べながら能楽観賞の店にしろ、この前知ったが、大阪最古の能楽堂を開放して食事が出来るというのも知った。近場で言うと自分は名古屋能楽堂が最寄りではあるが、休館中で暫しの辛抱か、商業施設が出来ても何かパッとしないのよね、ここらへんって、岡崎城内にも素敵な能楽堂があるのに、もっと活用してほしいですね。
おいしい珈琲が飲みたくなって、そうだ、観世井を買わないとと思い出し、絶対珈琲に合うだろうにとエキナカの店舗行ったら、本店でしか売ってないとの事、そうなんだ。。。
帰りの新幹線はギュウ詰め状態で、
隣は551🐖、
その隣はマックポテト🍟、
自分は珈琲とポテチ☕、
いい感じで蒸れて帰る。
続く。
見出画像はChatGPTにより生成されたものです。
能楽の解釈には多様性がありますので、1つの見方として参考になれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?