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育児日記 『きーちゃんの絶叫』(番外代筆編)
最近泊まりに来ていた友達のしづ(20歳)が
育児日記、番外編を書いてくれた。
他の人の視点、めっちゃ面白い。
あと、お疲れ様、、、ありがとう、、、
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ある日、ちーちゃん(3歳半)が少し体調が悪そうだった。
晩ご飯を食べているときから、おかあさんの膝に頭を置いて体をまるめるようにしていて、「なんか…ほんまにあかんそう」という感じがにじみでていた。
というわけで、「ちーちゃん早めに就寝作戦」が決行された。
まだご飯を食べているきーちゃん(1歳半)を尻目に着替えて、歯を磨いて、ゆたんぽを作って…と着々と準備は進んでいた。
一方、きーちゃんは限りなくやる気がなさそうな様子で、一応ご飯を前にしていた。
「ごちそうさまにする?」と聞くと、
首を振って目の前のパスタを一本だけつまむ。
それで、あとは食べる気なさそう。
なのに、再度「ごちそうさまにする?」と聞くと、
首を横に振る。
やれやれ…という感じでわたしが一応見ていたのだが、ついにちーちゃんとおかあさんが寝室に入るとなった段階で、これはまずいと思ったのか、椅子から降りると言い出した。
しかし、服もそのまま、歯も磨けてない、ご飯直後でなんとか手を拭いたレベル…。
そして具合悪そうなちーちゃん。
「どうする?」
とおかあさんと相談し、いったんわたしがきーちゃんを強制回収した。もちろんめちゃ泣く。
違う部屋(きーちゃんは自力で扉を開けられない部屋)に行って、おろしてみたけど、
耳が麻痺するくらいの絶叫。
「あのね、今ねえねとおかあさんが寝ててね、ねえねが寝たら、おかあさんが来て、お着換えして、歯を磨いて、おっぱい飲んで、寝れるからね」
と言ってみたら、なんとひとつひとつにうなずいてくれた。
涙を頬につけながらこくり、こくり、とうなずくきーちゃんに、胸が痛し。
わかってくれたのか!?と思って、
「だから待ってようね」
と言ったら、結局連れて行ってくれないということを察したようで再び絶叫。
条件にうなずけば希望が通る、というパターンだと思ってうなずいたのかな、、、。
ドアを自分で開けられないので、わたしの手を掴んで引っ張っていこうとする始末でわたしは胸が痛すぎたが、
「この泣き声は絶対寝室にも聞こえてる……。それでも迎えがこないということは耐えるときだ…」
と思い、眉毛を下げてきーちゃんを見守る。
結果的に、20分までと決めた時間(勝手にわたしが決めた)を過ぎても迎えもこず、きーちゃんも泣き止まなかったので、連れて行った。
あとから聞いた話だと、ちーちゃんは自分を優先された時間が確実にあったことで、文句も言わずきーちゃんを受け入れてくれたらしい。
よかった…あの絶叫の時間になにかしらの価値があって。
ちなみに、わたしは次の日に「こいつ…昨日わたしを無理やり連れだしよって」と思って嫌われるのを恐れていたが、全然そんなことなかった。笑ってくれた。ふううう。
切り替えの早いきーちゃんに感謝。
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ちなみにこのとき、私(じょーじ)は出かけておりました。まじで助かった、、、。
彼女も文章を書く人なのです。クリエイター仲間。
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