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育児日記 『怖がる』

今日はちょっと遠くにある、
横断歩道の奥の公園に行ってみよう。

と、いうことになった。

そこは大きな木が生えていて、奥に山がある。
その山は本当に山で、家の近所の公園の周りにある山とはレベルが違う。
そのてっぺんには墓園があるのだ。

遠いとはいえ、一番近い公園が家から3分だからであって、
そこも歩いて10分程度だ。

その途中で、中1男子とその家族に出会った。
その公園に行くと言ったらそのお父さんが、
「猪でるから気をつけや〜」
と、言った。

「出たら戦わなあかんっすね〜」とかなんとか言って、再び公園に向けて出発した。

そして公園が近づいてきた時、ちーちゃんがいきなり、
「いのしし、でるの?」
と、聞いてきたのだ。
「え? いや、まあ出るかもしれんけど、、、」
そう言って「しまった!」と思った。
「ちーちゃん、こわい〜」
そう言って動かなくなってしまったのだ。

こんなことが前にもあった。
妻の実家の近くにある大きいオルゴールのある公園でだ。

何の気なしに
「なんか動物の臭いがするな〜」
と、入り口付近で独り言を言ったのだ。

そして帰る時になって、その入り口に近づくと急に
「だっこー!!」
と、いって飛びついてきた。

そのとき、詳しく聞くと、動物が怖いと言うことだったのだ。
なるほど、よく聞いているもんだ、と感心した。

この日も、猪を怖がっている。
「いや、大丈夫! まず出ることないねんで!」
そういってなだめつつ、公園に到着。

レジャーシートを広げ、荷物を下ろし、
ちーちゃんお待ちかねの「おやつタイム」になってもソワソワしている。

「いのしし、、、」
「いや、来んって!」
そんなに怖いのか、、、

しかし、段々と慣れてきたのか、
「来たらお父さんが戦うから!」の言葉が聞いたのか、
草や枝で遊び出すちーちゃん。

そして帰る時になって、
「いのしし、来なかったね〜」
あ〜、やっぱりずっと覚えてたんか。

得体の知れない、獣の存在。
3歳の娘にとってはやはり怖いのだろう。

こればっかりは慣れるしかないよなぁ。
もしくは本当に戦う術を手に入れるか、、、

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