育児日記 『トイトレ』
その日は唐突にやってきた。
3歳になる一週間前のこと、
「うんち、したぁ〜」
「おおー、そうかー」
はいはい、うんちできたっていうごっこね。
と、思っていたら、、、、
「キャー!!」
と妻の叫び声。
「え!なに??」
と言うと、
「うんち、おまる、できてるーー!!」
そう、ついにおまるでうんちができた。
ここまでの道のりは長かった。
「ちーちゃんトイレに座れたよ、シール表」を妻が作り、
トイレに座れるたびにシールを貼った。
それも5枚目になっていた。
それで1回か2回はトイレに座っておしっこができた。
でもそのうちに飽きてしまって、あまり座らなくなっていた。
ステップ1は便座の上に、置く便座
「あ、もしかしたら、便座に座るのが高いから嫌なのかも!」
と、言うことで、そこに登るための階段みたいな台がステップ2。
西松屋で購入。
「ちーちゃん、おまるが欲しい!」
と、のんたんの絵本を読んで言うから、これも西松屋で購入。
と、これがステップ3。
これが一番ハマった。
前のところにクマの顔がついてるやつ。
そのクマを組み立てるときに前じゃなくて後ろに向けて、
クマと話しながらトイレができるようにした。
これまた妻の偉大なる発明。
そしてその1ヶ月後、、、
その時は唐突に訪れたのです。
実は先にうんちができて、
その数日後におしっこもできたのです。
あまりに唐突で僕らもびっくり!
でもとっても嬉しくて僕らも歓喜!
家族みんなで、踊りました。
実はこの数日前、
児童館で来ていたママさんたちが、2歳ごろに唐突に乳離れをしたと言う話を聞いていた。
ある日、急に「もういらない」となったという。
その話を聞いて、すごく安心したのである。
そのすぐ後のことだったから、
「あぁ、あの話を聞くのを待ってたのか」
とか思った。
その時は、来ます。
大丈夫、来ます。
過去の自分に言ってやりたい。
ちなみにそのさらに数日後、
なんと一人で寝ることもできたのです!!!
これは快挙なのです。
生まれてこのかたずっと「ママと寝る!」だったのである。
数回「僕と寝る」に挑戦したことがあったけど、
もう泣き叫んでハンパなかった。
この日は一人で寝室に行って、布団に入ったからそのまま襖を閉めた。
そしたらそれから出てこなかったのだ。
のぞいてみたらぐっすり寝ていた。
これも僕ら夫婦にとって、大きな安心になった。
「すごいね。ちーちゃん、すごいね」
静かな夜に二人で、手を繋いで喜んだ。
<おまけ>
こべっこあそび広場という、無料で遊べる最高の場所が、神戸にはある。
そこにはボールプールや大きな遊具、たくさんの絵本がある。
一応、児童館らしい。でも僕からみたらスーパーテーマパークだ。
そこに僕の母と僕ら4人で遊びに行った。
そこにこんな本があった。
これがめちゃくちゃ面白かった。
これがめちゃくちゃ泣きそうになった。
その中の一つから作った短歌を一つ。