「ヨシダソース創業者ビジネス7つの法則」は、感覚的に理解してたことが言語化された良書だった
久しぶりに、学びが深かったビジネス書について書きます。
ヨシダソース創業者による経営論をまとめた1冊です。
失礼ながらこれを読むまで、社名も著者も知りませんでした。読もうと思ったのも、Kindle Unlimitedの対象書籍でたまたま目に留まったから。
しかし、いざ読み始めると、おもしろくて一気に読み終えました。ビジネスの原理原則を学べる良書です。自分のなかで感覚的に理解していたことが、綺麗に言語化されていました。
というわけで、特に印象に残った内容を抜粋します。
マイナスの自己暗示にかかっていないか
たしかに、過去の失敗をできない理由に置き換えてることはあるかもしれません。振り返りの習慣は大切にしつつ、無意識のうちに選択肢を狭めていないかは注意したいです。
強迫観念ではなく、ポジティブな目標設定を
マネジメントにおいて大事な考え方だなと。同じ目標でも、「目標に追われてる」と感じるか、「目標を追いかけてる」と感じるかではまったく違います。
「かたづけしなさい!」より「かたづけ競争な!」のほうが、主体的に動く子供の姿を思い出しました。
発想を切り替える前に、軌道修正の可能性を模索する
納得です。自分自身も、前職のIT業界ではスタンダードな取り組みを、家業の製造業に転用することで、生産性向上につながった成功体験がいくつかあります。
ゼロから考えるより、組み合わせを変える意識が大切なのかもしれません。
反対されたくらいで意見を引っ込めるのなら時間の無駄
厳しいメッセージですが、仰る通りかと。新しい提案は反対されてからが勝負だと思っています。反対意見は次回までの宿題という感覚です。
若者から積極的に学ぶ
インプットに貪欲な人ほど、誰に対しても謙虚な印象です。自分も間もなく40歳を迎えますが、老眼になっても老害にはならないよう肝に銘じます。
「パッション」と「ほれる」を混同しない
今回読んだなかで、いちばん刺さったメッセージです。自分が主導するプロジェクトは複数ありますが、客観視する時間や第三者のフィードバックをもらう時間を、もっとつくろうと思いました。
弱みは補ってくれる人材を加えることで克服する
同じ武道経験者なので、この例えは非常にわかりやすかったです。もちろん程度にもよりますが、多くの時間を割いて弱みを補うなら、適任者を見つけることを優先したいと思います。
働く目的は「家族」のため
後継者として家業に戻ってからは、責任範囲は広がり、背負うものも増えました。ただ、何のために働くかを改めて考えてみると、最優先は「家族」だなと。身近なところから影響の輪を広げていくのが理想です。
【過去のアーカイブ】
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?