エイプリルフールで社長をメタル化した話
2024年4月1日、
ツジカワ社屋前に3Dプリンター製超巨大メタル社長像が登場!?
・・・というエイプリルフールのウソをツジカワ公式X(@tsujikawa1921)とinstagram(@tsujikawa1921)に掲載したのですが、今回はその企画から完成までのメイキングの話です。
エイプリルフール×メタル社長人形=3Dプリンター事業知名度アップ
申し遅れましたが、私、カタヨセと申します。
webマーケティングと称してあんなことやこんなことをしております。
会社もまさか、「あんなことやこんなこと」の中に「社長の写真をメタリックに加工して社屋と合成する企画を立てる」という業務を入れてくるとは思わなかったでしょうが、寛大な心で見逃してくれています。
実はこの像、弊社の3Dプリンターで実物を作製して合成するつもりでした(もちろんこんなに巨大なものではないですが)。
イメージとしてはこれの社長ver.を作りたかったのです↓
何で実際に作らなかったか、というのは後ほど明らかにするので、まず、
そもそも何でそんなことをしようと思ったのか、についてご説明します。
ツジカワには3Dプリンター事業部があります。
この3Dプリンター事業ですが、作成物の版権などの絡みもあり、「金型」「刃型」といったツジカワの従来の事業に比べるとイマイチPRが難しい・・・というのが我々の悩みでした。
何とかエイプリルフールにかこつけてツジカワの3Dプリンター事業を宣伝できんかな~ということで、思いついたのが
”ツジカワの3Dプリンターでメタル社長像を製作し、HPで「メタル社長就任のお知らせ」を打つ。”
という案でした。
エイプリルフール×メタル社長像=3Dプリンター事業認知度アップ
おおよそ「=」でつながることのないであろう魔の計算式が私の中で誕生した瞬間でした。
実はこれ、2年ぐらい前に思いついた企画なので、その間「おまえをメタル人形にしてやろうかぁ!!!ふはははは!!!」と内心高笑いしながら実現化の機会をうかがっていたことをここに告白します。
3Dプリンター製メタル副社長就任計画
2024年1月、まずはwebマーケティングのメンバーに温めた企画をプレゼンしてみました。
ごたくを並べているが要約すると「ツジカワの3Dプリンター技術でなんかおもしろいものつくりましょうよ~」である。
webマーケティングを統括する上司から(まさかの)OKが出たのでとりあえず社長に打診してもらったところ、
社長から
「100歩譲ってメタル化はいいとしても、3Dプリンターで作った人形の写真をHPに載せるだけじゃ中途半端やろ。」
といった趣旨の返答が返ってきました。
私は思いました。
「ちぇっ!なんでぇ!!わからず屋め!!!」
この流れでメタル化OKもらえただけでもありがたいやろ、
と今では思うのですが、まだまだ血の気の多い若造(3ヶ月前)だった私は、若干ふてくされつつ、絵を描いて考えてみることにしました。
具体的に描いてみて気づいたのですが、当初案、確かに地味。
「パッと見のインパクトに欠ける」というのがビジュアライズした結果わかりました。
というわけで、いくつかのアイデアを社長に提出し、選んでもらうことに。
「この中だったらコレかなぁ・・・」
数あるアイデアの中から社長が選んだのが、
「3Dプリンター製メタル社長像を作製し、本社社屋と合成する案」でした。
回答時の温度感としては「MajiでKyohiする5秒前」ぐらいのかんじではあったものの、「MajiでKyohiだったらいつでもストップします!」とお伝えして、とりあえず巨大像案を前に進めることにしました。
それってツジカワだからできること?
さて、社長像を作るとなると、社長の3Dデータが必要になってきます。
ところがツジカワがいつもお願いしている大型3Dスキャナのスタジオは東京にある為、社長の予定と企画のスケジュールが合わず、
急遽大阪で人物のスキャンができる会社を見つけて見積もりをお願いしました。
結果・・・・
3Dプリンター製社長像作製は断念しました。
いや、わかってたやろって話なんですが、いざスキャンの見積もり金額見たら冷静になっちゃって。
「この金額をペイできるほどの企画か?」という疑問を最後まで払拭できなかったのです。
あと「撮影した人物を3Dプリンターで出力する」というのは「ツジカワだからできる仕事」のアピールにはならないという点が大きかったです。
加工写真でいいじゃん
しかし、ここまで考えて何もしないのももったいない。
写真を加工して3Dプリンターで巨大像作ったことにすりゃいいじゃん。それも含めてエイプリルフールじゃん。じゃんじゃん。
ということで、社長の写真をメタル加工して社屋と合成する、冒頭の写真の案となりました。
計画は失敗したのか?
結果としては、元々の狙いであった「ツジカワの3Dプリンター事業認知度アップ」の割合がだいぶ小さくなった形の取り組みになりました。
しかし、このnoteを読んで1人でも多くの方が「ツジカワって3Dプリンター事業があるんだ、へぇ〜」と思ってくれればこの計画は成功した、ということになります。というか、そういうことにします。
あとこのnoteにいいね!くれたり、拡散したり、コメントくれたり、あの記事面白かったわ〜とか言ってくれると来年の企画につながるかも知れません。
お前もメタル人形にしてやろ~か~