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【日記】7月29日(月) 未来の自分に優しくなりたい

 ここ数年ずっと、「今の自分を楽にするため」の選択を重要視している気がする。
 
 例えばむしゃくしゃする気持ちを沈めるためにコンビニでテキトーにお菓子を買って食べてみる、とか。簡単に言えば。本当にお菓子を食べたいのではなくて、「沈んでいる自分のケアは自分でしなくては」という思いから、そういう行動を繰り返してきた。

 でも何となく、最近は未来の自分に優しくしたいなと思っている。

 落ち込んでいる自分をケアするための行動が、結果として未来の自分を苦しめる時だってある。「キツイから寝ちゃえ」「気晴らしに服買っちゃおう」などなど。
 
 今の自分はすっきりして呼吸が楽になるけれど、未来の自分の首をじわじわ、絞めている。自分が直面している痛みを全て取り除こうとするには、お金がいくらあっても足りないし。食べ過ぎたら後悔するし。

 そして、「今の私は現状の辛さに耐えられないほど弱いままなのか?」とも思う。

 30数年生きたなりに色んなことがあった。悔しくて泣いたときも、怒り狂ったときも、誰かから疎まれたときも。自分自身が引き起こした行動による失敗で、長い間後悔に苛まれたことも。

 それでもちゃんと、生きてきた。どうにか、乗り越えてきた。

 今までの私は乗り越えるために、ちょっとしたセルフケアの連続が必要だった。でも、これからは「今まで乗り切れたんだから、きっと大丈夫」って自分に言い聞かせてみたい。

 苦しいことも悲しいことも、抱えながら向き合って、時々放置しながら、未来の自分が苦しまないように、今できることをしてみたい。

 こんなことを書きつつも、多分私はやさぐれたり、おろおろしたりして、自分を慰めながらえっちらおっちら、進んでいく。人より10年ぐらい人生の感覚が遅いので、この年になってもうじうじ悩んでしまう。

 でもいいのだ。私には過去の自分が作ってくれた実績がある。そして、未来の自分へ手渡すための「ギフト」を、少しは作り出せるようになっているはずだから。

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