面白い人体の仕組みと働き「口腔」
今回は少し切り口を変えて、人体について解説していきます
最初に紹介するのは、食べ物が最初に通過する入口である「口腔」です
見えるところなのでわりと想像しやすいと思いますが、口腔の働きやトラブルは意外と理解していない人が多いと思います
今回の記事により、口腔内のトラブルやケアを考えてもらえるきっかけになればいいなぁ・・・
今回の記事でわかること
・口腔内の構造とその働きがわかる
・口腔内のトラブルがわかる
・口臭の原因がわかる
以上のことについて解説してきたいと思いますので最後までお付き合いください
口腔内を潤している唾液の働きとは?
口腔を構成しているのは
・口唇(唇)
・頬
・口蓋
・口腔底(下の下方)
に囲まれた部分が口腔です
靭帯が一つの大きな消化器官とするならば、航空はその入り口にあたります
人間の口腔は唾液で潤っており、唾液が分泌されずに口腔内が乾燥すると、話すのにも不便を感じるほどです
最初に、口腔内で食べ物が噛み砕かれると唾液が出ます
唾液は視覚や嗅覚、味覚、また想像などの刺激を受けることで脳にある延髄が反応し、自律神経の指令を受けて分泌されます
出典「範馬刃牙」板垣恵介
耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つの大きな唾液腺と、舌や頬にある無数の小さな唾液腺から分泌され、食べ物を湿らせてそしゃくや嚥下をしやすくします
簡単に言うと消化を助けます
唾液腺と唾液を出すマッサージはは以下の通りです
その成分は、水と電解質、唾液アミラーゼ、ムチンなどの有機物です
この消化酵素の一つである唾液アミラーゼが食物中の炭水化物を麦芽等に分解します
ご飯やパンをよく噛むと甘みを感じるのはこのせいです
唾液の一日の分泌量は約0.5〜1.5ℓで、自律神経の影響で増減します
心身がリラックスした時は副交感神経が活発になり、唾液がたっぷりと分泌されます
逆にストレスのある状態や体調不良、加齢などによって減ることがあります
もともと、唾液には口の中を潤して外部からの細菌を殺菌し、口腔内を綺麗に保つ働きがあります
唾液が少なくなった場合は口腔内の細菌が増殖し、強い悪臭を放つイオウ化合物を作り出す「ドライマウス口臭」になります(寝起きの臭いやつね)
さらに、繁殖した細菌によって虫歯になる可能性も高くなります
唾液の分泌を促進させて消化を助ける意味でも、食事を楽しみながらゆっくり摂る事は重要です
いくつもの原因が潜んでいる口臭
きちんと歯を磨いたり、歯科医に通っているのに口臭が止まらない・・・
そんな悩みを持つ人も多いかもしれません
口臭の原因の一つに、口腔内の菌があります
虫歯や歯槽膿漏の菌が食物の残りカスをエサにして、匂いの元を作ります
歯磨きとともに、殺菌作用のある唾液をたくさん出すことも必要です
もう一つの原因が、呼気の成分です
腸内の菌が食物のカスを腐敗させて臭いガスを発生させる場合があります
その一部が腸管から血液に入り、体をめぐって肺に到達して呼吸時に二酸化炭素と一緒に出てきます
腸の状態がそのまま呼気に反映するので、腸の健康に気をつけることも重要です
さらに、病気が原因で口臭や体臭が気になるパターンもあります
糖尿病では、体内で糖質がうまく利用できず、代わりに脂肪がたくさん分解されます
そのときケトン体という物質が血液中に増えて、吐く息に混ざり臭くなります
これは極端な糖質制限食を続けた場合にも起きる状態です
ケトン体が増えるのは要注意と言えます
歯槽膿漏とは・・?
歯を支えている骨が何らかの原因によって炎症を起こし、歯茎の出血や腫れ、口臭、歯のぐらつきなどの症状が現れる病気です
歯の磨き残しが主な原因で、プラークが繁殖することにより、歯茎が腫れたり、炎症を起こしたりします
さらに重度の場合は歯を支える骨が溶けてしまうこともあります
また、喫煙習慣のある人は、歯茎の毛細血管の循環が悪くなり、新しい組織の生成が低下するため、歯槽膿漏のリスクが高まります
まとめ
唾液は耳下腺、顎下腺、、舌下腺からさまざまな刺激により分泌される
そして消化を助けたり、口腔内の殺菌をしたりする
口臭の原因は、口の中の菌、腸内が原因の呼気によるもの、病気によるものがある
歯磨きだけでは限界があるので、歯科医に最低年に2回は行って口腔ケアを行いましょう
今日言いたい事はそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです