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【読者記録】2021年3月読了本を紹介します③

おはようございます!
今週もなんとか投稿することができました!
少しまとめ方を変えています。

☝️3月読了本シリーズ

7.本をどう読むか

本をたくさん読んでいると、今の読み方で良いのかな?
本との向き合い方が雑になってきていないかなあ?など
様々な思考が駆け巡ります。

そういった時に読みたくなるのが「本の読み方の本」
誰かの読み方を参考にしたくなるんですよね。

まさに僕の疑問に答えてくれるようなタイトル出会ったので読んでみました。

■ どんな本?/「嫌われる勇気」の著者岸見一郎が送る本の読み方

「嫌われる勇気」という本は、かなり有名なのでご存知の方も多いと思います。
僕も感銘を受けました。
本書は、その著者である岸見一郎氏の本の読み方について、ご自身で語ってくれている本です。

■ 本を読むこと自体が目的ではない

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本を読むこと自体が目的ではなく、限られた目的のために本を読むものでもありません。
ちょうど人は働くために生きているわけではなく、生きるために働いているように、本を読むことも生きる営みの一つだと見なければなりません。

岸見先生は、本を読むことはまるで人生のようだ、と語っています。
息をするか如く、飯を食うが如く、生きる上での当たり前の営みとして読書があるのだといいます。

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どこにも到着しなくていいのです。途中で休むこともできますし、途中でその旅をやめることも可能です。
とにかく、過程を楽しまなければ読書は意味がありません。

人生の最終地点というのは、誰しもが等しく「死」です。しかし、死ぬことを目標に生きている人はいないと思います。
もし、読書が人生を生きる営みに近いものならば、そこには目標や目的なんていらないはずです。
何かを得ることを目的にするから、読後に「何も残ってない」などと自分を責めることになる。
読後の結果を目的にするのでなく、本を読んでいく過程を楽しむ。それが肝要だといいます。

■ 読書は著者との対話である/考えながら読まなければ意味がない

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書かれていることに共感、賛成するだけでなく、自分で考え、時には著者に反論するのでなければならない。

前述のように「この本から何かを学ぼう!」という姿勢では、著者のいうことを全て鵜呑みにする読み方になってしまいます。
そうではなく、時に批判と反論を交えることで、著者と対話する。そんな姿勢が大事だといいます。
そのためには内容を「覚えよう」と読むのではなく、内容の理解に努めながらも「考えながら」読む必要があるのです。

■知識は所有する/所持→所有へ

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知識を所持しようと思ったら、ひたすらノートに話をメモするでしょうが、いつも所持しなくても所有すればよいのです。

「覚えよう」という読書は、すなわち読後に残ったものを数える読み方になります。
しかし、知識は“所持するものでなく所有するもの”と考える。
すぐには思い出せなくても、この本を読んで「考えた」という軌跡は、あなたのなかに所有される。
所有していれば、何かのきっかけで、いつでも引き出せる。それくらいの気概でいいのです。

■書けたことだけが理解できている

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楽しみのために本を読むのであれば、むしろ書かないといけないと思うことが読書の楽しみを奪うことにもなります。

今は「アウトプット前提で読め!」などと、何らかの形にすることが推奨されていますよね。
それもまた、これまで述べたように読書を窮屈にさせてしまいます。

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書くことと本を読むことの関係についていえば、それを発表するか否かは関係なく書くことによって、本を読む姿勢が変わってきます。
著者の考えに触発されて自分で考えるようになるからです。

一方で著者は「書いたことしか理解できていない」と言います。
ここでは誰かに見せつけるようなアウトプットではなく、自分の思考を可視化するためのアウトプットを推奨されていました。

■感想/人の言葉によって自分の言葉を創造する

僕は今まで何かを詰め込もう、役に立つ本だけ読もう、と思っていました。
しかし、読書の本質は「人の言葉によって、自分の思考が広がること」にあるのだと気付きました。
それはつまり、新たな自分の言葉を創造することでもあります。

こうやって結局読書をまとめていると、岸見先生に怒られそうですが、まとめるのは僕の趣味みたいなものなので飽きるまで続けようと思います。笑


8.言語化力

これは、前々から気になっていた本です。
タイトルはずばり言語化力。
自分の思いを言葉にできるってすごく大事なことだと思うんです。
その方法をこの本から学んでみましょ。

■ どんな本?/国民総発信時代、言葉を使える者が世界を変える!

著者は大手広告代理店で10年働いたのち、The BreakthroughCompany GO(ザ・ブレイクスルーカンパニー)という会社を立ち上げて独立された方です。(社名には“行き詰まりを打破する”という意が込められている)

かつて「保育園落ちた 日本死ね!」というワードがTwitterで話題になりました。
その言葉は、瞬く間に日本中に知れ渡り、国会に取り上げられるまでになりました。今まで議員にならなければ議題にも挙げられなかったことが、一国民の言葉として届いたのです。

これは「保育園落ちた、日本死ね!」という強烈な言葉が、多くの人に刺さった証明でもあります。

言葉は、上手く使えば武器になる。
相手に、社会に、そして自分に届く言葉を磨こう。
というのが本書の趣旨です。

■ いい言葉=変化を起こせる言葉

“言葉というものは、結局「変化の触媒」でしかないのだ。
どの言葉を使うかによって、相手との関係性が全部変わってくる。”

たとえば自社のサービスを使ってくれている人たちを「お客さん」と呼ぶか「パートナー」と呼ぶか。
スタッフのことを「社員」と呼ぶか「クルー」と呼ぶか。
同じ現実を呼称していても、言葉によって関係性は変わる。
人の心に届き、変化を起こす言葉を「いい言葉」と定義しています。

■言葉をつくる

0:スタンスを決める
1:本質をつかむ
2:感情を見つめる
3:言葉を整える

0:スタンスを決める
自分の社会に対する立ち位置と世の中の動きに対する好き嫌いを明確にする

1:本質をつかむ
固有名詞、時系列は無視して行為と現象と関係性だけを抜き出す
抽象化ともいう

2:感情を見つめる
問題の本質と自分のスタンスを照らし合わせる
その事象に対して、自分がどう感じたのかを掬い取る
その感情が生じた理由を論理で追っかける

オリジナルの言葉を手に入れる

3:言葉を整える
応用するときに相手の立場によって言い方を変えるだけ

僕は、これを
事象から感じた自分の思いを素直に知る(スタンスを知る)

なぜ自分がそう感じたのかを考える

信念を自覚する

というプロセスだと理解しました。
信念を自覚することで、発する言葉に重みや責任が乗っかるのだと思います。

■Life is contents/自分の人生は全てコンテンツに変えられる

ぼくの人生には、不運なことや嫌なことがあると、すべて言葉で物語ることで「コンテンツ化」して乗り越えるようになった。  この考えは、いつしか「LIFE is Contents」という言葉としてぼくの人生のど真ん中を貫く指針となっていた。

言語化力以外でも、素直になるほどと感じた部分です。
人生のネガティブな部分もポジティブな部分も、全て誰かにとってのコンテンツになる。
そう思えば、多少の出来事は「ネタを手に入れたぜぃ!」という前向きな姿勢でいれそうです。

■感想/言葉を大事にするって想像力

三浦さんは、肚落ちした言葉しか使わないといいます。
肚落ちした、というのは意味的にも感覚的にも理解できた、という意味です。

人に声を届かせるとき「肚から声をだせ!」と、よく言われます。
似たように、他人の心に届く言葉というのは「肚に落とし込んだ言葉」だけなんだろうなあ、と思いました。

理解できてない言葉を使ったとき、相手がどう思うか?
どういう言葉を使えば、周りに勇気を持ってもらえるか?
言葉を大事にするっていうのは、想像力を働かせるってことなんだと思いました。


9.ぼくが子どものころ、欲しかった親になる

僕は幡野さんの本が大好きです。
幡野さんの言葉は、それこそスタンスがしっかりとあるから、なんだか刺さるんですよね。

■ どんな本?/本という形をした息子への手紙
この本は多発性骨髄腫というガンを発病した幡野さんが、息子へ自分の言葉を残すために書かれたもの。

自分がどう考えて君を育てたのか、今まで生きてきたのか。

この本は息子への手紙でもあると同時に、言葉の数々は僕たちへの手紙でもあります。

■ 名前は誓いとプレゼント

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僕が思うに、子どもを優しい人に育てる方法は、親が優しくなること。
名前は、息子へのプレゼントであると同時に、僕もと妻が親になるための誓いでもあった。

子どもにつける名前は、親から子への最初のプレゼントだとよく言いますよね。
そこには、親から子への“願い”が込められます。
だけど、本当に願った子に育って欲しいのならば、まずは親がそうでなければならない。
「優しい子」に育てたいのならば、まずは親である自分が「優しい人になる」。
子どもに名前をつけることは、プレゼントでもあり、誓いでもあるのですね。

■ 面白い人は自分がしっかりある

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面白い人は、自分がしっかりあって、人の目を気にしない人だ。
人の批判を気にしないし、人の意見に左右されない。
つまらない人はこの逆で、人の目を気にして、人の意見に左右される人だ。

これは本当にそう。
そして、そういう人はちゃんと地に足がついて、自分のスタンスを分かっているんだと思う。

■作品は人柄だ

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写真は、撮る人の人柄を写し出す。
どんなものでも、人がアウトプットしたものには、その人の人柄が反映される。

僕は、行きつけの美容室などは技術よりも人柄で決めてる節があります。
どんなモノやスキルにも、最終的には人柄が表出されてる気がします。
だからスキルだけではなく、人間性も磨いていきたいです。

■感想/覚悟ある選択

「なんで僕に聞くんだろう」は既読でしたが、幡野さんの一人語りでの本は初めて拝読しました。

結婚をする、しない
子どもを産む、産まない
生きる、生きない

生きていく上で、子を育てていく上での、幡野さんの覚悟や思考を少し覗けた気がしました。(ほんとに少しだけ)

“子どもを育てる”ということは、自分の生き方や考え方を振り返ることでもあるんだなと思いました。


今週もありがとうございました😊

また来週も投稿しますねー!

それではっ!

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