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テイクケアオブユアセルフ

『オアシス:ライブ・アット・ネブワース』を観に行った。そこでノエルが「Take care of yourself」と言って捌けていった。多分。

この一言でだいぶほっこりした1日を過ごせた。言葉は使うものであると同時に、持つものでもあるなと思った。

キラーチューンまみれ。リアムの後ろで手を組んで少し前かがみになるあの姿勢、しゃきっとしないMC、間奏中カップにお酒を注ぐなど、ご存知のロックスターが大画面に映し出されていた。

余韻でこの公演のアルバムを聴いて帰ったのだが、視覚情報なし、耳で聴くだけだと一生懸命歌って聴こえる。SFかよ。どうしたって魅力的な声なんだよなあ。

私はアルバム『(What’s the story)Morning Glory?』が好きなので「Hello」「Roll With It」ですごくテンションあがった!「かっこいいだろ?」ってノエルが殴ってくる感じの曲大好き!

「Whatever」「Wonderwall」の大合唱はすごかった。気持ちいいだろうな、お互い。国歌レベルに誰もが歌えるんだろうな。

からのノエルがボーカルの「The Masterplan」「Don't Look Back In Anger」。Oasisを聴きだした頃、この2曲のザ・いい曲感にあまりハマらなかったのだが、ライブを観ると好きになっちゃうな。まじいい曲。後者のライブ感よかった。

「My Big Mouth」もかっこいいよね~。この曲どこもかしこもかっこいいな!どこをサビと呼ぶか分からないが、Bメロ気持ち良すぎる。リアムにああいうメロディー歌わせたら世界一だと思う。

最後にビートルズの「I Am The Walrus」歌うの好きにしてはるわ、って感じ。私がセットリスト決める会議に出席していたら「マジで言ってますか?」って聞いちゃうよ。カバー曲って中盤でやるのが定石じゃないですか?この自由さがOasisっぽいけども。でも別に変な感じになってなかった。マジック。


あと『SUPER HAPPY FOREVER』も観に行った。よかった。

予告でもあるけど、亡くなった妻・凪と出会ったホテルに佐野が再訪する話。倒叙式というか、妻が亡くなったことを観客は先に知るから二人の出会いが眩しければ眩しいほど空しい。

「SUPER HAPPY FOREVER」という言葉が劇中で2回登場する。1回目は現在のシーンで言われ、佐野は鼻で笑う。2回目は凪が「これで幸せなら永遠に幸せだよ」(ニュアンス)と言い、二人で笑い合う。これもさっきの倒叙式と同じ原理で余計に痛覚にくる。

凪の人が素敵だった。コミュニケーションが好きで、ナチュラルに人と接することができて、でも物とかをすぐなくしてしまう。とてもチャーミングだった。

佐野とのシーン以外でも凪は、ホテルの従業員の子とナチュラルに友達になったりする。凪が誰にでも等身大であることが見てとれる。こういう感じになりたい私も。

終わり方もよかった。佐野の現在のシーンかと思いきや、ホテルの従業員の子の現在のシーンになる。なくしていなかったということが、なぜこんなに観客に訴えるものがあるのか。これは発明です。エモーショナルすぎなくていい。

もちろん映像もきれいで、いい作品だった。

スパハピ

今日は注文していたレコードプレーヤーが届いた!楽しい!ボーディーズを聴いた!

母の実家のLPはこの前売ってしまったからもうないのだが、7インチはまだあるらしい。THE JAMもあるとのうわさです……。ディグりに行きたいな。

今週は劣等感と孤独がテーマだった。

やりたいことをやった方がいいという言説は、自己実現以外に劣等感と付き合う時間を人生の中で短くするためだなと思った。

劣等感は本当に息苦しい。ふと一人になったとき考えてしまう。振り払うことも難しい。考えないようにすることは考えているのと一緒で、もう付き合っていくことしかできない。そうなるとやっぱり劣等感を潰す動きをしなければならないのだろう。

頭では分かっているのですが、新しいバイトに慣れることを最優先してしまっている。目の前ではなく人生という観点で見たときに、劣等感潰しの方が重要なのに。

人生で不正解を出し続けている。

孤独の話はいつか書けたらいいな。

嫌な終わり方になってしまった。今はレコードプレーヤーが家に来てとにかくハッピーです。来週は旅行とライブに行くからもうちょっと明るい気持ちを味わい、ここに書けたらいいな。

来週も乗り切るゾ!あったかくしてくださいね!


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