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【作曲】合作のやり方と注意点

こんにちは、Logic Proでクリスチャンミュージックを作っているTsuikyuです。

今回は、DAW(和製英語でDTM)ソフトを使った合作(コラボレーション)の方法とその注意点をお伝えできればと思います。

実際に合作される際には、この記事を相手にも送り、読ませてください。

この記事を書くにあたって、こちらの記事を参考にしました。先にお読みください。


簡単な流れ

  1. 使用機材(DAWやプラグインなど)を合作相手に聞く(異なるDAW同士は、StemとMIDIでやりとりする)。

  2. 曲の方向性を話し合って決める(なんのジャンルで・どんな曲調で・どんな展開で・どんな構成で・どんなBPMで・どんなキーで)。

  3. 各展開ごとに作る人を決める。

  4. 計画がまとまってきたら、作り始める。

注意点

  1. 締切を必ず決める(目安として1ヶ月後の日付にするのが丁度良いと思われます。また、『1ヶ月後』のような曖昧な言い方ではなく、『2024年9月13日0:00(JST)』のような書き方にする必要があります)。締切を過ぎてもリリースできなければ、強制終了する(メリハリをつけるため)。

  2. 進みすぎない(他の人がまだBパート終わってないのに、サビ終わったらついでに先にBパート作るなどは基本NG)。

  3. 異なるDAWの場合は、Basでボーカル・キック・サブベース・ベース・リード・コード・サンプル・パーカッション等をそれぞれでまとめて、「wavファイル(バウンス設定は32bitフロート 48,000kHz)」と「midファイル」で送り合う(Logicであれば、複数トラック選択→右クリック→Track Stackを作成で、サミングスタックを作るとやりやすいです)。

  4. 微妙な点ははっきり指摘する(相手に正当な理由がない限りは、忖度する必要はありません。指摘しなければ後々後悔します)。

  5. 分からないことはどんな細かいことでも確認する(分かっているフリをしていたら、あるタイミングで信頼関係が破綻します)。身勝手な行動は慎む(報告・連絡・相談は社会人の基本です)。

  6. メッセージ受信から3時間以内に返信(誰とは言いませんが、ゆるくやりましょうなどと言って、あなたのメッセージに対してろくに返信しない人は危険なので、合作しないほうがいいです)。

  7. 素早い報告(進捗はもちろんですが、体調不良や機材トラブルなど、合作に問題が起こりそうなことは、迷わず相手に知らせてください。5W1Hと解決するまでの期限を必ず添えた上で)。

  8. お金が少しでも絡む場合は、著作権と収益の分配について必ず話し合う(後々トラブルになる可能性大なので)。お金が絡まない場合は、相手との話し合いのもと「最も制作に貢献した人を本著作物の主権者とみなすが、非商用目的に限り、両者が自由に本著作物を利用できる」という扱いにする。DJやライブ等で利用する際には、念の為コラボ相手に確認する(商用利用扱いになる可能性があるため)。

  9. 約束はきちんと守る(誰とは言いませんが、前日になってから、ミーティングの予定を一方的にキャンセルして、女の子と遊びに行くような人はあなたにとって危険なので、合作しないほうがいいです)。

  10. 心身の健康管理を徹底する(誰とは言いませんが、不安と心配にとらわれたせいで、私たちのプロジェクトを台無しにするような人は、あなたにとって危険なので、近づかないほうがいいです。こっそり彼らの健康を祈りましょう)

  11. 画面の位置を知らせる時は、「ATマップ」を参考にする(詳しくは後述)

なお、GarageBand同士かLogicの場合は、一度プロジェクトファイルをZipで圧縮しないと、相手のスマホ(パソコン)でファイルが開けないようです。

ATマップ

画面共有時に、指定の位置を相手に知らせるためのガイドです。

「右」や「下」という言い方では曖昧になってしまったので、考えました。

それぞれの位置に、AからTまでのアルファベットを配置しています。「Center」は「真ん中」という意味です。「AとBの間」や、「AとHの間」、「Nの少し下」という伝え方も可能です。

おそらく音楽制作用途以外でも使えると思います。ぜひご活用ください。

AT Map (Alphabetical collection of letters to let the other party know where the screen is located)

記事のまとめ

合作の方法

1. 使用機材の確認: DAWやプラグインを合作相手に確認。異なるDAW同士の場合は、StemとMIDIでやりとり。

2. 曲の方向性を決める: ジャンル、曲調、展開、構成、BPM、キーを話し合う。

3. 役割分担: 各展開ごとに作る人を決める。

4. 制作開始: 計画がまとまったら制作を始める。

注意点

1. 締切を設定: 明確な締切を設定し、守れない場合は強制終了。

2. 進行管理: 他の人の進捗を確認しながら進める。

3. ファイルのやりとり: 異なるDAWの場合は、各パートをまとめてwavファイルとmidファイルでやりとり。

4. フィードバック: 微妙な点ははっきり指摘し、分からないことは確認する。

5. 迅速な返信: メッセージ受信から3時間以内に返信。

6. 問題報告: 進捗や問題があれば迅速に報告。

7. 著作権と収益の分配: お金が絡む場合は必ず話し合う。

8. 約束を守る: 約束を守らない人とは合作しない。

9. 健康管理: 心身の健康管理を徹底する。

おわりに

以下は私と_ims氏による合作曲です。

ぜひ試してみてください。



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