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【FPのNISA】成長投資枠とつみたて投資枠の活用方法

教科書や他人のをそのまま真似するよりは、すこし自分なりに手を加えたい。単発のスーパープレイよりは、着実な行動の積み重ねを大切にしている。往路と復路は、できれば違う道を歩いてみたい。
これは私の思考回路ですが、似たような考え方をお持ちの方であれば、私がこれから書くことについても、共感していただけると思います。



新しいNISAについて

昨年までは私が「つみたてNISA 40万円」、妻が「一般NISA 120万円」を選択していました。自分で個別株式を保有する際は、仕方なく課税口座で保有していました。
新しいNISAでは、「つみたて投資枠 120万円」と「成長投資枠 240万円」が併用可能になり、限度額が360万円に増えたました。これは革命的な変化であり、資産運用について再考するきっかけにもなりました。
自分の口座で、「長期」「積立」「分散」に基づく着実な投資を強化しながら、個別株式も非課税で保有することが可能になったのです。


つみたて投資枠では何を運用するか

私は、少しずつ性格が異なる3種類の投資信託を、1/3ずつ購入することにしました。
 ① 日本を除く先進国および新興国の株式 (日本を除く)
 ② 日本を除く先進国の株式 (日本を除く)
 ③ 国内及び外国の株式、債権、REIT
世間では「オルカン」一本が正義という記事をよく見かけます。それも良いかもしれませんが、私は個人的にあまり日本へは投資したくありません。日本を除く先進国の株式一色にするのも悪くはありませんが、新興国の株式、あるいは債権やREITについても、少しは保有していたいと感じています。触れていることで情報が入り、自然に勉強することができます。
数十年後の損益は、その時になるまで分かりませんが、自分で考えた選択の結果であれば納得できるはずです。


成長投資枠では何を運用するか

私は個別株式を購入する際、以下の考え方を大切にしています。
 ① 自分が好きで、生活の中で継続的にお金を支払いたい企業を選ぶ
 ② その企業が成長していくストーリーを、自分なりに描くことができる
 ③ インターネットに散乱している無責任情報は全て疑う
どの株式を購入するか、数字やグラフで判断できる人もいるようですが、私は自分がその企業の製品・サービスを購入したいか、そして将来も付き合いたいかどうか、よく考えます。だから現在のお相手は、近所の沿線の鉄道会社・航空会社・ホテルリートが多くなっています。


課税口座では何を運用するか

成長投資枠が制限額に達してしまい、仕方なく置いている個別株式があります。あと、株主優待だけが目当ての紳士服メーカーや、成長投資枠の対象ではないベアETFなどを保有しています。
加えて、妻のNISA口座でロールオーバー期間の終了したものは、自然に課税口座へ移行されていきます。


他人が言う通りに資産運用をしていると、必ず何か引っ掛かる部分が出てくるものです。自分なりに勉強したうえで納得した選択であれば、結果がどうであれ納得することができます。
初心者の方は、少額で積立投資を始めてみるのが良いと思います。そして「長期」「積立」「分散」という基本に、ひたすら忠実でありましょう。これが、投資をギャンブルにしてしまわないために大切なことです。

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