迫るリミット、苦渋の決断
The 内見3本立て!!
明日友達がトロントに帰って来てしまう。
つまり私は去らねばならぬ。
なのになんと、1軒目の内見に遅刻した。
時計の時間を勘違いしてて、家を出ようと思ってた約1時間後まで家にいて、友達からの連絡でやっと気がついた。即家を出たけど待ち合わせに30分遅れた。
事前にオーナーに連絡したら「分かった。急いでね」て連絡来て余計に焦った。
15分以上余裕を持って着くつもりしてたのに!アホすぎる!
ちなみにこの時全力ダッシュし過ぎて、鞄に結びつけてたカーディガンを落としたことに気が付かず、貴重な服をひとつ失ってしまった。
残念!
せっかく同行してくれた友達も待たせたし、もう何やってんだか。申し訳ない。
今日に限ってほんまに暑くて、怖いくらい汗をかきながら到着。
物件を全部見たけど、ひとつは希望の部屋はもう埋まった後だったけど、困ってるならリビングルームの一角に数日無料で住んでもいいよ、と言ってくれた。優しい!
でもやっぱりプライベートルームではないのは気になるし、それは一時的な居場所でしかないから今の肩身の狭い居候暮らしと大差ない。
もうひとつは家賃も安く、女性向け物件だったけど、ホームステイ先と同じ最寄駅、駅から家までの距離は倍近く。
絶対に最低3ヶ月間は住まないといけない。
んーーーー。
最後の家は部屋は悪くなかったけど、キッチンがハエだらけ。コバエじゃないで、でかいやつ。女性が住んでる気配はなく、トイレもあんまり綺麗じゃない。
んーーーー!
お金ないんだから住めるだけありがたいやろって感じやけど、やっぱり外国やし家でホッとできないのは結構しんどいやん。
私はこれから仕事も見つけなあかんし、もし仕事が決まって安定してくれば1時間以上かけて向かう場所ではなく、もう少し近い場所に住みたいやん。
あっという間に夏は終わり、これから雪の季節にもなるわけやし。
悪天候の中通うならなおさら。
あと、3ヶ月後ここで暮らしていられるかは仕事次第やから、ほんまに決まらなかったら正直帰国の可能性もある。
でもデポジット含め払っちゃった家賃は絶対戻ってこない。
だから出来ればショートステイ出来るところが良いんよな。
そんなことをぐるぐる考えながら、内見は終了。
ヘトヘトに疲れ果て、帰りの電車に揺られながら、ついて来てくれた友達と「一旦ホストマザーのところに戻る」が最適なんじゃないかって話になった。
ミニマム1ヶ月から住めて、駅からも歩けるし、清潔で、部屋も広い。
怒鳴られるのはストレスだけど、一旦は仲直りしたわけやし。
ダウンタウンからは遠いけど、期間の縛りもなく住めるし。
家賃も高くはないし。
焦って決めた汚い家で体調崩してる場合ではないし…!
もちろん嫌なんやけど。
あんなことがあった後に戻るのは。
憂鬱やけど。
ホームレスになる訳にもいかへんから、もうほぼ選択肢ないんよな。
明日は朝から荷物を全部運び出す必要があるし、その後はダウンタウンで面接や。
頑張らないといけない。
ここで踏ん張らないと先がない。
友達の家に泊まる最後の夜、内見を手伝ってくれた子の髪の毛を染めることになった。
2人で手分けして染めて…ついでに手も染まっちゃって…楽しかったなー