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「西陣」の強みは「疑似市民体験」かもしれない

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

先日こんなツイートを見つけました。

旅行に行く際、可能であれば一日何もしない日を設け、その土地の「当たり前」に触れる「疑似市民体験」が楽しいぞというもの。

僕も旅行に行く際は、その地域に根付くものに触れるのが結構好きで、この前東京に行った際も満員のサラリーマンに交じり富士そばを食べたあの時間は楽しいもんでした。

僕がお店を構える京都市上京区西陣エリアはまさに、この「疑似市民体験」を堪能できるまちだと思います。

個性豊かなお店や歴史を紡ぐスポットが沢山あり、なんだか初対面じゃないように温かく接してくれる方も多い。

うちのお店に来た方はこぞって
「ゆっくりとした時間が流れていますねぇ。平和だなぁ」
とおっしゃってくださいます。

何かと息苦しい時代の中で、何もしない「余白」を彩れているのかなと。

まさに観光でバタバタしている中での「余白」こそがこの疑似市民体験なのかなと。
京都もオーバーツーリズムが叫ばれていますが、西陣には心地よいゆったりとした時間が流れています。

人をとにかく沢山呼ぶ観光ももちろん大事ですが、オーバーツーリズムに代表するように何かをすり減らしながらになってしまう要素もあります。
だからこそ、ただ人が来る、増えるだけでなく、どこかゆったりとした時間に人が溶け込んでいくような観光の形を担えたら良いなぁとこのツイートを見て感じました。
(無理やり言葉を作るなら、ライフツーリズムなんて感じでしょうか笑)

疑似市民体験ができるまち、西陣でいつでもお待ちしております!

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三輪浩朔(みわこうさく)@コーヒーショップLaughter(京都)
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