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ブラックな働き方をしていたときに感じたもの

コンビニ経営をしていたとき、常識外の労働時間で働き続けてきた結果、見事に体も心もおかしくなってしまいました。


さいわいなんとか社会復帰できましたが、その後遺症として、今はもう昔のような働き方ができなくなってしまいました。


日付が変わるような残業はもちろん、10連勤、100連勤みたいなシフトをこなしたところで、単に体力と精神力を削るだけですからね。


サラリーマンとして働く以上、残業をゼロにすることはほとんどできないのかなと思っていますが、限りなくゼロに近づけさせるようにいろいろと工夫はできます。


ただ、それも環境や仕事量によって相殺されてしまうのも現状です。


今回は残業によって失うものについて書いてみます。


・健康な体


一週間前から体調不良になってしまい、今もまだ本調子ではありません。


なぜ体の調子を崩してしまったかというと、やはりこれも無理な残業によって体に負荷をかけていたからだと思うんです。


咳が出たり、高熱が出たりするといった周囲にもわかりやすい形で症状が出れば説明もしやすいのですが、自分の場合、筋肉が痛くなったり、頭が回らないといった目に見えない症状がほとんどです。


そのため、上司に説明しようとしても、「嘘ついているんじゃないの?」と勘繰られてしまうんです。


自意識過剰なところもありますが、幸い日々の勤務態度はそれなりに評価されていたので、露骨に嫌味を言われたことはさほど多くはありません。


ただ、体調不良を理由に仕事ができませんというような人に、やはり良い印象を持ってくれないのが上司というものですからね。


もちろん、部下をいたわる良い上司もいますが、そうでない上司もいるのが現実ですので、より精神的な負荷がかかってしまうようになってしまいます。


綺麗事を貫き通す


重要な仕事をこなしても、それ以上に大事な体を壊してしまっては、生きている意味がありません。


上司の指示を守ることも重要ですが、自分の体の方が100倍以上重要です。


・そんな綺麗事は通らない

・社会はそんな甘いことばかり言っていては生きられない


こういうことをいう方もいるのですが、正直それは他人事だからいえることだと思うんです。


いざ自分自身が体を壊してしまうと、今まで普通にできていたことができなくなってしまいます。


食事も満足にできませんし、ランニングや筋トレ、読書といった自分のやりたいこともできなくなってしまいます。


病気の症状によっては、起き上がることさえできなくなってしまいますし、誰かの手を借りなければトイレだって行けないのです。


こうなってしまっても、「綺麗事」の一言だけで片付けられるのでしょうか。



大事な人を守るように自分を守る


大事な人が傷ついてしまったとき、多くの方は優しい言葉をかけたり、助けたりするでしょう。


でも、それが後輩や部下となったとたん、まるで1日付けていた使い捨てカイロのように粗末に扱ってしまうようになるんでしょうか。


だからせめて、自分のことは自分で守れるようにしたいです。


・仕事も大事だけど、もっと体のことをいたわろうよ

・もう十分だから、今日はこれで休もう

・ミスってもいいよ、責任取るのが上司の仕事でしょ


頭の中で優しい言葉をかけてくれる人を作り出す、「セルフコンパッション」は今後ますます重要なものになってくるのかなと思います。


ほかにもいろいろなセルフコンパッションの方法はありますが、この優しい言葉をかけてくれる人をイメージするという方法は、個人的には一番簡単でやりやすいものだと感じています。


特にHSPの方は自分を責めすぎてしまう特徴がありますので、まずは一度自分のことを優しく扱ってみることから始めていくのもよいかもしれません。


人によって価値観はさまざまですが、仕事以上に大事なものはないはずなので、無理なく生活していきましょう。


もちろん、寒気やだるさなど、軽い風邪の症状を感じているときこそ、無理は禁物です。










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