仕事を上から眺めてみる
毎日仕事をしていると先輩から嫌な言葉を浴びせられることがあるかと思います。
『まだ終わってないの?』『そんなことも知らないの?』といったマウントを取ってくるような発言ならまだ我慢できますが、人格否定のような度が過ぎるものになってくるとこちらも堪忍袋の緒が切れてしまいそうになります。
後輩・部下の立場として反論するのはサラリーマンとしては難しいものですし、下手をすればリストラ候補になることだって考えられます。
しかし、何も言い返さずに言いなりになってしまっては再び嫌な思いをするだけです。
仕事は根性だけでするものではない
『できないなんて言うのは甘え❗️言われたことは何でもやれ❗️』
ここまでストレートに言う上司や先輩もなかなかいないかとは思いますが、これに近いようなことを言う人はまだまだ多いかと思います。
なんでもかんでも『無理です❗️できません❗️』といったように拒否をするのはよくありませんが、無茶な納期や無謀なノルマの場合は断ってもいいと思うんです。
むしろ、そのような無茶な仕事を振る上司や先輩に問題がある場合が多いでしょう。
部下からこんなことを言われる時点で、その上司は部下への仕事の振り方を見直さなければいけないのに、それを棚に上げて部下を叱責するなんて正直愚の骨頂かと思ってしまいます。
マイクロマネジメントの弊害
上司は部下を管理するものではなく、部下の仕事の進捗を管理するのが仕事のはずです。
部下は将棋のコマではなく、意思を持った人間ですので、ガチガチに管理されては息が詰まり、次第にその上司に反感を覚えてしまいます。
実際に自分もこのようなマイクロマネジメント上司(先輩)と一緒に仕事をしたことがありましたし、今でもそのような気質の人と一緒に働いています。
確かに仕事の進捗を報告することは必要だとは思いますが、逐一報告するのはそれだけで負担になりますし、何やら信用されていないように感じてしまいます。
また、少し報告がないだけで『サボっているんじゃないか、信頼できない❗️』と癇癪を起こしてしまうこともあるので、もはや人としても好きになれないんですよね。
心の余裕を持つ
部下や後輩を支配しようと思えば思うほど心の距離は離れてしまいます。
昔コンビニを経営していた時に、とある年上のスタッフの方から言われたことがあります。
オーナーがスタッフを管理しようと思った瞬間、そのお店は廃れていくよ。
その人はベテランのスタッフさんで、右も左もわからない初心者オーナーの自分に色々なことを教えてくれました。
背中で語ると言うとちょっと古臭いかもしれませんが、やっぱりオーナー自ら動いていかないとスタッフはついてきません。
オーナーがスタッフを信用しないと、スタッフもオーナーのことを信用してくれません。
だからこそ、スタッフの声をきちっと受け止めて話を聞かなければいけないんですよね。
『無理です・厳しいです』と言うのは甘えでもなんでもありません。
スタッフが必死に出しているSOSのサインなので、それをきちっと汲み取って解決策を探していく。
この積み重ねが信頼につながっていくのではないでしょうか。
スタッフや後輩、年下の方の声を聞かない上司は遅かれ早かれ信頼を失っていくはずなので、そういう人を反面教師として自分を戒めていきましょう。
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