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当たった途端に欲が出る
そんなにくじ運がいいほうではない。
福引ではだいたいティッシュだ。
わたしのあとのひとが
カランカランと当選おめでとうの鐘をならしたりしている。
いつものことだ。
ビンゴ大会も、
だいたい中盤の終わりくらいでビンゴになる。
一等でもビリでもない
普通の位置だ。
これもいつものことだ。
5人にひとり10%OFFになるよ
というようなくじ引きでも
一度も当たったことがない。
もう慣れっこだ。
だから別にそんなに
期待してはいなかったのだ。
先日
娘と同時にエントリーした
スタバの福袋。
毎年人気のスタバの福袋って
かなり競争率が高いので、
まぁ無理だろうな…と思いながら
ダメ元でエントリーしたのだが
なんとわたしだけ当選!
欲なんかなく
無の境地で応募したのだが
やっぱり
当たるとうれしい。
今まで鳴かず飛ばずだったわたしのくじ運が
突然ブレイクした。
いきなり来たくじ運に、
これからは当たりまくりの人生になるかも?
なんて
にやにやしてしまう。
隣で
スタバが好きだから
福袋を本気で欲しがっていた娘が、
悔しがりうらやましがっている。
母さんはわたしのためにエントリーしたんだよね?
それ手に入ったら
きっとわたしにくれるよね?
そんなにスタバのファンだってわけじゃないよね?
と
娘から圧がかかる。
うん…
最初は軽い気持ちだったんだけどね…
いざ当たるとね…
当たった途端に欲が出てきてね…
こんな貴重な「当たり」で手に入れたものは
たとえ娘にだって譲りたくないな…
なんて思い始めている。