移動の増加と迷惑行為、大統領選、ボーイング
●インバウンドと迷惑行為
今世紀はLCCとSNSの登場で、海外旅行のハードルが著しく低くなった。
ある種、移動の世紀となっている。
大量の人の移動にともない、定住者と移動者の間の問題は必至になりつつあると思う。
日本国内では、公共とプライベートが少し混ざっているだろうレストランなどでも、静かであることを暗に要求されている場所も多い。日本旅行で、はっちゃけたい人には、物足りないかもしれない。
なので、「飲んで食って騒げる」場所の需要がかなりあるのではないだろうか。ここに来れば、外国人旅行者みんなで騒げるみたいな場所があれば公共空間にもいい影響があると思う。
現在は労働人口の減少により、技能実習制度の規制緩和されて転職可能にする法整備も進んでいる状況だ。これから生活形式の違う人間同士での共存が大きな課題になると思われる。
●大統領選
今回の大統領選の特徴は、実業界も真っ二つに割れているところかもしれない。マスクの方は、EVの関税や規制緩和などの目的でトランプ支持を明示していると思うが、果たして。
このアメリカの分断問題も、上記の「移動問題」と密接に関連していると思う。昔から移民を受け入れて、絶えず共存の努力を続けてきたアメリカもグローバル化による、産業構造や生活形式の変化を吸収できなくなっているように見える。
今回の選挙は、分断問題の大きな分岐点になっても不思議はないのではないか。分岐によっては、映画「シビル・ウォー」的な状態になるかもしれない。
●ボーイング
ボーイングは事故が多くて搭乗したくないイメージになっている。
防衛関連の事業が転べば、倒産してもおかしくない会社ではないかとすら思える。