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かんたんマーケ㉓ リスクをチャンスにかえるメソッド

コロナリスクによって多くの企業活動や人の移動が制限され、経済活動の停滞が長引けば、世界恐慌へ繋がる懸念も示唆されています。

他方、アメリカではゼネラルモーターズやフォードによる人口呼吸器製造や、ニューバランスによるマスク生産、フランスでは資生堂による消毒液生産など、異業種協働による「社会課題解決」の動きも広がっています。

都内では、小池知事が、軽症の感染患者は、医療機関ではなくアパホテルをはじめとするホテル宿泊を推奨する「社会課題解決」方法を打ち出しました。「医療崩壊の抑制」と「宿泊業界の需要喚起」を “合わせ技で解決する”掛け算の取り組みが、様々なレベルで広がることが、アフターコロナの世界を描くために重要です。

図45

リスクとチャンスにかえる、ピンチを躍進にかえる、ためのメソッドをまとめてみました。

自分達の「リスクの兆し」「チャンスの兆し」は?、
顧客の「リスクの兆し」「チャンスの兆し」は?

それぞれの、項目を書き出します。コロナで波立つ外部環境の変化には、多くは「リスクの兆し」が頭を悩ませますが、少なくとも「チャンスの兆し」もあるはずです。

①自分達のチャンス× 顧客のチャンスでNEW BIZを考える
②自分達のリスク、顧客のチャンスで新しい学びをとらえる
③自分達のチャンス、顧客のリスクで新しいソリューションを進化させる
④自分達のリスク、顧客のリスクに、逆境を越境する第三者との協業

クロスで事象をとらえて、“合わせ技で解決する”掛け算の取り組み” を考えます。
特に、④は大事。「自分達のリスク×顧客のリスク」に打開策がないと思考停止にならずに、そこに逆境を越境する第三者との取り組みを探してみましょう。VUCAの時代を見据えて準備をすすめてきたベンチャー企業は、今が “ブレイクポイント”と捉えている第三者もいるはずです。

例えば、ヘルスケア・医療・医薬業界において、どのようにリスクとチャンスにかえる、ピンチを躍進にかえる、ことが出来るか少し ↓図に イメージしてみました。


図46

・遠隔診療、テレメディスンの必要性や意義が今ほど切実に感じられたチャンスはありませんでした。

・5Gを活用したバーチャルでの国際学会や症例ディスカッションは、益々活況になり、時短でのオンラインディテールは鍵になります。

・感染症のナッジプロモーション支援は、行政や保健所だけでなく、製薬企業と我々クリエイティブエージェンシーが一緒に取り組むことで、一般市民により刺さるメッセージ・行動変容が出来ます。


コロナリスクに関する、「取り組みメソッド」 併せてご一読を。

■ コロナの「クライシス&リスクコミュニケーション」メソッド

■ コロナに伴う「変化の兆し」をとらえるメソッド

■ コロナの先に「あるべき世界」を描く“A to B Shift メソッド

それぞれの世界で良い未来を妄想していきましょう。おうちファイト!

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