かんたんマーケ㉑ ブランドに“はしご”をかけよう
プロダクトやサービスの中身には、「特性」という“小さな粒”の魅力もあれば、「存在意義」や「使命挑戦」のような“大きな粒”の魅力もあるものです。
ローンチ時には想定していなかったけれども、歴史と多くの人の手を経て、「信頼実績」という “新しい粒” も加わったり、「優しさ」という “人間的な粒” が現れてきたりします。
このブランドの「粒感」や「レベル感」を整理してみると、プロダクトやサービスの魅力を再発見する機会になります。様々な部署の関係者ステークホルダーと一緒に考えると、さらに深まった議論が出来るでしょう。
ブランドの「粒感」や「レベル感」を整理することを、“ブランドラダリング(ブランドにはしごをかける)” といいます。
下から順番に考えていくのが一般的です。
■機能レベルのゴール
製品・サービスを使って得られる、機能的なベネフィット・その結果としてのゴールを書き出します。
■感情レベルのゴール
製品・サービスを使って得られる、気持ちの高まり・精神的な充足感・感情的なゴールを書き出します。
■価値レベルのゴール
製品・サービスを使って得られる、価値観・志や挑戦・理想的な未来・社会との繋がりという、大義のゴールを書き出します。
身の回りのプロダクトやサービスを3つのブランドラダリングで考える癖をつけると、ど真ん中に見えてくる「コンセプト」にたどり着けるスピードが速くなると思います。
愛車のミニクロスオーバーで考えると、
◆機能レベルのゴール:
①ゴーカートフィーリング楽しい ②シルエットかわいい ③ドア分厚く剛健安心
◆感情レベルのゴール:
①余暇と遊びの1人部屋が出来る ②家族との会話が弾む
◆価値レベルのゴール
私の冒険と家族の成長にいつも寄添う
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