洋風のなまはげ? ~ ミュージカル チャーリーとチョコレート工場 ~
来たわ!!
森公美子さん御出演のミュージカル案内。
しかし、なぜかパソコンでチケットが取れなくて、初めてスマホでチケット手続きからクレカ決済、電子チケット発行までをしました。
ヒヤヒヤでした。(夏休みの日記か?)
そしてルンルンで帝国劇場へ向かいました。
主演が堂本光一さんとあって、入り口周辺にある看板を激写しまくる女性で熱気ムンムンでした。
自分は前から15列以内の、舞台に向かって左端の席。
舞台の左奥のセットは見えない席でしたが、左右対称と思われる右奥はしっかり見えたのでオッケーとします。
舞台の両端に板チョコに見立てた扉?のあるゴミ捨て場?のセット、中央舞台セットにはスクリーンが下がっていて、その奥のセットが透けて見えつつ、スクリーン上でプロジェクションマッピングが展開しており、セットの豪華さに驚きました。
今回の「チャーリーとチョコレート工場」は、ジョニー・デップ主演で映画がありますね、見ておりませんが。。
ここから感想を含めたネタバレがあります。
これから観劇予定の方は後日お読み頂けましたら幸いです!
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ストーリーはウィリー・ウォンカこと堂本光一さんが、自身のチョコレート工場の跡取りを探すところから始まります。
堂本さんは身分を隠して「ウォンカのチョコレート販売店」で店番をしています。
そこへお母さんに買い物を頼まれたチャーリー・バケット(子役)が、通りかかります。
チャーリーはウォンカの甘いチョコレートが大好きですが、貧乏な家なので年に一回、誕生日にしか買って貰えません。
チャーリーが羨ましく、それでいて楽しそうに店先を見ていると、堂本さんが「買って行かない?」と声を掛けます。
チャーリーは自分はウォンカのチョコレートが好きで、いつも「あんなチョコがあったら」「こんなチョコがあったら」と思いを馳せていること、家の事情でチョコは年に一回しか食べられないことを堂本さんへ話します。
その二人の前に移動野菜販売車が通りかかり、チャーリーは特価の腐りかけのキャベツをひと玉買って帰ります。
家ではお母さんの観月ありささん、観月さんと若くして亡くなったお父さんの、それぞれ寝たきりの両親の4人が待っています。
観月さんは朝から晩まで仕事を掛け持ちで働き通しですが、生活はラクになりません。
おまけに勤め先のクリーニング店の事情で働く時間を短くされそうです。
ジョーじいちゃんこと小堺一機さんは、若い頃にウォンカのチョコレート工場で警備員をして、それが自慢だったりします。
観月さんはチャーリーが勉強そっちのけでウォンカのチョコレートのことばかり考えているため、小堺さんの工場勤めの昔話を家でしないこと!と決めています。
そのため、観月さんが出掛けている間に、小堺さんの話を聞くことがチャーリーの楽しみです。
ある日、誰も入ったことが無い、ウォンカのチョコレート工場に子ども5人とその保護者が招待されるというニュースが流れます。
おまけにその中のひとりに、ウォンカのチョコレート1年分が貰える特典が!!!
世界中で売られているウォンカのチョコレートに「金の当たりくじ」が5枚入っており、それが工場への招待券です。
どうしても工場に行ってみたいチャーリーですが、チョコレートを買って貰えるチャンスの誕生日は数週間後。
小堺さんがコツコツ貯めたお小遣いで買って貰えることになりましたが、誕生日のその日まで買っては貰えません。
ニュースの翌日に早速一人目の当選者のニュースが!!
さらに数日後に二人目、さらに三人目・・と、瞬く間に四人の当選者が発表されました。
どの子もチョコが買い占め出来るような恵まれたお家の子どもばかり。
チャーリーはウォンカのお店で堂本さんと当選ニュースを聞く度にがっかりします。
そしてとうとう待望の誕生日。
学校から家に帰って来たチャーリーは、誕生日プレゼントのウォンカのチョコを家族みんなから受け取ります。
「招待状」が入っているか、ドキドキしながら包装紙を破りますが・・・
残念ながらハズレ。
それでもチャーリーはチョコレートを買って貰えたから嬉しい!!と、みんなに感謝します。
なかなか最後の招待状のニュースが流れない中、ウォンカの販売店で堂本さんに誕生日のチョコはハズレだったこと、でもチョコが食べられて嬉しかったとチャーリーは話します。
何か思うところのある堂本さん。
店のチョコが完売で店じまいをするため、チャーリーに散らかっている店の前の掃除をお願いし、ちょっと離れたゴミ置き場もキレイにして欲しいと頼みます。
言うことを聞いて店先からゴミ置き場までキレイにしていると、ゴミ置き場で1ペンスの紙幣を拾います。
チョコを買えるけど、ウォンカのチョコは完売。。
「これで野菜を買って、帰ってみんなでごはんを食べるよ!」と気丈に堂本さんと話す横を、野菜移動販売からお菓子の移動販売へ鞍替えした車が通りかかります。
最後にひとつだけ残っていたチョコをチャーリーは拾った1ペンスで買います。
堂本さんの前で包装をはがすと、最後の一枚の招待状が入っていました!
喜び勇んで帰宅したお家では、観月さんは仕事があるから一緒に行けない、他のみんなは寝たきりで動けないし・・、と。
すると、寝たきりの小堺さんに「もう一度工場へ入りたい!!」パワーが漲り、立ち上がりながら「自分が一緒に行くぞ!!」
ここまでが第一幕。
第二幕は、招待された他の四人のわがままな子どもたち、そして甘やかし放題のその親たちが工場前に集まって来ています。そこに現れた見すぼらしい風貌のチャーリーと小堺さんを小馬鹿に扱いながら、堂本さんに案内されてウォンカの工場に踏み入ります。
チョコレートが出来るまでの工程の先々で、わがままを言う子どもとその親は、ひと組、またひと組と消えて行ってしまいます。
不安を覚えながらどんどん工場の奥深くへ進んで行き、気が付けばチャーリーと小堺さんだけが残ります。
最後の工程の場所は堂本さんの秘密の部屋。
チャーリーと小堺さんに、堂本さんはこの部屋でチョコレート作りの「イマジネーション」を高めている、そして机にある白いノートにその「イマジネーション」を書き留めている、と話します。
そこまで話した堂本さんは「ちょっと思い出したことがあるから部屋を出るが、この部屋のモノは一切触らずに待っていて欲しい」と二人に伝えます。
堂本さんが出て行ってからしばらく待つ二人。
余りに待たされるため、痺れを切らした小堺さんが堂本さんを探しに部屋を出て行きます。
チョコレート作りの秘密が書かれているノートが気になるチャーリー。
でも、「何も触ってはいけない」と言われています。
逡巡しつつ、我慢できずにノートを開いてしまうチャーリー。
そこには・・・
舞台装置もですが、衣装、小物など目につくもの全てが凄く可愛らしく、見ていてとても楽しかったです。
特にウォンカの工場のシーンでは五人の子どものために、それぞれ違うパターンのセットがあり、しかも全部入れ替え位の豪華さ。
第二幕からチョコレート工場内ということなのか、第一幕では感じなかった甘いチョコの香りが劇場内に漂っていたような・・・。
あのセットの豪華さを思うと、恐らく演出のひとつだったんじゃないかと。
そして、堂本光一さん。
最近、事務所のことで問い沙汰されることが多いと思いますが、さすがジャニーズと言いましょうか、元ジェンヌの方々にしか感じたことのなかった華を感じました。
現役スターの輝きなんだろうと思います☆
ご自身の身長や年齢をネタにして笑いを誘うシーン、「何が出るかな、何が出るかな?」と小堺さんをイジるシーンなどは、余裕さえ感じました。
映画とは若干ストーリーが違う部分があるようですが、気にならない程度かと思います。
家族を思う気持ち、環境に負けない気持ち。
イマジネーションを元に夢を持ち続けることで、願いは届くといった希望のある舞台でした。
わがままっ子たちも本当に消えてしまう訳では無く、反省の余地も??
舞台上は「夢の国風」ですが「わりーこいねがー」と、なまはげがわがままっ子(と、その親たち)を集めて、戒める側面も感じました。
ダンスシーンや歌唱シーンもとても迫力があり、夢いっぱいな舞台です。
堂本光一さん主演ということで、恐らく担当?の方たちでいっぱいに見えましたが、子どもも十分に楽しめると思います。
殺伐とした出来事が多い昨今ですが、夢のある世界を観に、足を運んでみてはいかがでしょうか??
帰りの駅のホームに向かう途中、日本の夢の舞台がセッティングされていました。
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