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ハッピーエンド最高☆ ~ PRETTY WOMAN The Musical ~

ブロードウェイ。

海外に行く予定が無いので、縁も無いと思っていました。

んが、向こうから日本にやって来てくれた上に、知っているストーリー。

これは字幕表示で字幕が追えなかったとしてもイケる!

思い切ってブロードウェイを感じようとポチっとして、新国立劇場へいそいそと出掛けて来ました。

恐らくネタバレも何もなので、シュっと書きます!

これからご覧になる方、御安心ください。

舞台の両サイドに字幕があります♪
(安村さん?とか聞こえない)



ものすごーーーく、ざっくりしたストーリーを書いてみます。

敏腕実業家のエドワードが大企業の造船会社を買収するためにニューヨークからロサンゼルスへやって来ます。

そこでひょんな理由から街娼のヴィヴィアンと知り合い、ひと晩を共にします。

ビジネスディナーに女性を同伴しないといけないことになり、ヴィヴィアンと1週間だけ泊っている高級ホテルで一緒に過ごす契約をします。

最初の出会いからチャーミングで頭の回転の早いヴィヴィアンが気になっているエドワード。
対するヴィヴィアンは子どもの頃から不遇な環境下で育ち、今まで付き合った男たちもろくでなしオンパレード。
体を売ることで気持ちをすり減らす生活の中で、今まで見たことも出会う機会も無かった世界を教えてくれるエドワードに心惹かれます。

しかし、ヴィヴィアンは1週間の契約で自分はまた娼婦の生活に戻ることになる。
対するエドワードも買収話がまとまればニューヨークへ戻る身の上。

お互いの好意の分かる出来事があり、エドワードがヴィヴィアンに「安定した生活」を与えようとするも、「自分の価値は自分で決める」とヴィヴィアンはエドワードから去ってしまいます。

エドワードが自分の失態に気付いた時、起こす行動とは?



席が何と前から三列目の中央やや右寄り。

すぐそこにブロードウェイスターが!!!

出演者に関しての感想は、主演のエリー・ベイカーさんは溌溂とした元気なヴィヴィアンでしたが、自分としてはやはりジュリア・ロバーツのチャーミングでいて憂いがありスタイルバッチリな方に軍配を上げてしまいます。

そしてチェイス・ウルフさんはヒゲ面でありながら、洗練されたナイスガイでありつつのナイーブなエドワードで、リチャード・ギアの若干もっさりした(どのクチが)エドワードより好きかもしれません。
イカスおやじで御座います☆

他の演者さんではヴィヴィアンのルームメイトで娼婦の先輩キット役のジェシカ・クロ―チさんが、超全盛期のウララのリンダのように勢いがありパワフルで一番カッコ良かったです!

二人が泊っている宿のベルボーイ役の演者さんはダンスがとにかくキレッキレで表情がとってもチャーミング!
他にも色々な役についていましたが、途中からついつい目で追っていました。

そしてハッピーマンのアダム・デュ・プレシスさんは、ストリートを仕切る男だったりホテルの支配人だったり重要な役柄を、他の役柄も演じつつ、時に面白おかしく、時にヴィヴィアンにマナーを教えて“教育係”として奮闘し、エドワードの最後の一手に重要な役柄を演じ、ストーリーの軸となる重要な役柄を軽やかに演じておられました。


ストーリーを予め知っていましたが、改めて素敵なハッピーエンドストーリーに心ウキウキでした!

そして何と言ってもブロードウェイ!

日本のミュージカルや舞台も充分に圧倒的な迫力を感じますが、ブロードウェイのミュージカル本場感ったら!!

多様な人種の方が出演されていることで、層の厚みを感じます。

二人がオペラの椿姫を観劇するシーンがありましたが、椿姫を演じていたアジア系女性のガチのオペラ歌唱の迫力。
以前、日本のオペラ歌手の方を観劇する機会がありましたが、全く引け目がありませんでした。
ひょっとしたらプロのオペラ歌手の方かもしれませんが。。


向こう(海外)へ行かずして本場の演劇を見られる機会は、そんなにたくさん無いと思います。
ストーリーを知っている安心感があったとしても、存分に楽しめて元気になれる素敵なミュージカルでした。

チケットが取れるようでしたら、ぜひとも足を運んでみて下さい!!!

そして、映画をまた見直してみたくなりました♪


撮影OKだったので、激写しました!
客席側もノリノリでラスト「Oh, Pretty Woman」を歌唱♪
ストーリー途中でも良かったので、「King Of Wishful Thinking」も聴きたかったぁぁ!!

何にしても、演者の皆さま、Mercy!!!

中央左の女性がキット役の方。
中央がベルボーイ役の方、
右がホテル支配人役の方。
中央左がヴィヴィアン、右がエドワード。




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