【読書】 アチラも怖いがこちらも怖い。 ~ ふるさとは岡山にありて怖きもの 岩井志麻子 怪談掌編集 ~
みんな大好き「岡山の黒アワビ」こと岩井志麻子先生☆
自分は中瀬(親方)ゆかりさんと志麻子先生の素晴らしい掛け合いが見られる「5時に夢中」の木曜日が見たくてたまりませんが、何の因果か自室のテレビでは視聴出来ないため、Youtubeに上がっていた動画を楽しみに見ていましたが、そこは権利関係があるためか、はたまた他の因果のせいかたくさんあった動画はバッシバシ削除の憂き目に遭い閲覧出来なくなりました。
親方と志麻子(熱く肩入れしているため呼び捨てに)の、鶴光師匠と違う路線の実話込み込みなド下ネタに大笑いしていたものです。
自室の事情で視聴出来ないため、恐らく今も続いているであろう夏の時期だけに志麻子が語る怪談話にも、動画を視聴してはドキドキしていました。
言わずと知れた「ぼっけぇ、きょうてぇ」は、日本ホラー小説大賞を受賞した志麻子の代表作。古き日本を舞台にしたジットリ湿った感じの怖いお話短編集です。
お二人と仲良しの平山夢明先生も「ごじむ」に出演されては、やはりヒトコワありの怖い話をされます。
平山先生は「ハムスターおじさん」のお話が有名ですね☆
どんな内容かは掘り下げないでおきましょう。
こちらはその志麻子の短編集ですが、最短1ページの読める怖い話が目白押しです。
いわゆる「お化け」から「ヒトコワ」、「不思議なこと」、実際にあった事件をベースにしていると思われる創作もありと色々なパターンの「怖い話」が収められています。
本当にあった話は志麻子が体験したご本人から聞いた話であることが多く、イヤそうに怖そうに話す人もいれば、他人事のような人、困っている人などこちらも様々なパターンがあります。
特にあちらからのアプローチを「見える・聞こえるなどの感じるタイプ」の方は、お困りの方が多く、生者の相手も大変なのにあちらからのアプローチもなんてご苦労なこと・・と、妙な感心をしてしまいます。
怪談真っ盛りな夏は過ぎましたが、日が暮れるのが早くなって来た季節。
温かい飲み物を用意しながら、プルプルされてはいかがでしょうか?