魅せて聴かせて笑わせる! ~ 梅垣義明 with スギテツ 新秋シャンソン祭 ~
2年前、例のアレで公演が中止となり、歯ぎしりで上質なそば粉が作れそうなほどでした。
先日、WAHAHA本舗の全体公演へ出向きましたが、梅ちゃんファンとしては、微妙に物足りなさを感じておりました。
そんな中、抽選を勝ち抜き今回の祭に参加出来ました☆
渋谷駅からやや離れた「LOFT HEAVEN」という会場は普段からあまり足を向ける方面では無かったので、遅刻防止でちょっと早めに向かいました。
この会場は、かの戸川昌子さんのお店「青い部屋」を改装した場所であるとのこと。
まさにシャンソンの聖地!
開場の20分前位に無事到着すると、十数人の「梅ちゃん待ち」と思われる方々がおられました。
自分も持参の本を読みながら開場を待ちます。
整理番号順の自由席でしたが、ラッキーなことに早めの整理番号でした。
舞台から花道が通っている両サイドの、前から5列目位の左通路側をチョイス。
ワンドリンク制でおビールにしようかと思いましたが、空きっ腹に効き過ぎてはいけませんので、無難にジンジャーエールを選択。
100席が恐らく満席で、常連のお客さんもたくさんいらしている様子でした。
ジンジャーエールで喉を潤しながら、梅ちゃんを待ちます。
「スギテツ」のお二人はラジオの日曜天国でちょいちょいゲスト出演されておられていて、その演奏も楽しみにしていました。
ワンドリンクの行列が落ち着いた定刻数分過ぎで、スギテツのお二人が登場。
素敵なピアノとヴァイオリンの演奏が始まり、期待が高まります。
そして満を持して歌姫♥梅ちゃん登場!!!
いつもの妖艶な衣装とゴージャスな御髪(ヅラ)とメイク、これぞ梅ちゃん!
しびれます♬
梅ちゃんが自身の生い立ちを語り始めてからも演奏は続き、おもむろに「例のお品の袋」を掴んだ時、会場の温度が上がった気がしました。
「みなさぁん、飛ばしてもいいですかぁぁ?」の梅ちゃんの掛け声へ、オーディエンスは歓声と拍手で答えます。
演奏が「ろくでなし」へ変わると、「鼻に豆を詰めて飛ばす」の第一波。
力強さと共に前列から悲鳴が上がります。
梅ちゃんが会場を練り歩き、いつものお豆に混ざって、光る小さな玉を詰め始めます。
偶然、スっと梅ちゃんと目が合った途端に「ふんっ」と、勢いよく自分に発射された光る玉。
驚いて手で防いだその長袖シャツの袖に光る玉が鎮座していました☆
シャツの裾でクリクリと玉を拭いて、指で摘み、ろくでなしに合わせてフリフリしていたら、梅ちゃんは軽くうなづきながら自分の肩をポンっと叩いてくれました。
感動の瞬間♥ (本当か?)
「(自称)ピエール」というお客さんが舞台に上げられ、「朝日の当たる家」を歌唱する梅ちゃんを食うように原曲を歌ったり、とにかくお客さんがイジられまくります。
自分にも来るかしら?
期待半分恐ろしさ半分でしたが、通路を練り歩く梅ちゃんに、ちょいちょい手すりのように肩を掴まれるくらいでセーフ。
途中で美しいゲストのKayaさんが3曲ソロで、1曲を梅ちゃんとデュエットで歌唱。
見た目の美の方向は違いますが(失礼)、シャンソンの愛し具合は溶け合っていたように見えました。
ラストソングが終わり、歌唱に対する拍手かアンコールに対する拍手か分からない、袖に掃けた数秒後に梅ちゃん&スギテツ再登場(笑)
本人も「早く出過ぎた」と言いつつ、アンコールの「愛の賛歌」を高らかに歌い上げて本当に終演。
ちょっと書きづらい「アイテム」を使って会場を彩ったり、梅ちゃんの思い出の人のお話で胸熱になり、大笑いとシャンソンの素晴らしい融合の時間でした。
年末にまたリサイタルが企画されています。
これだけ楽しめるリサイタル、ぜひオススメ致します。
“多少”の下ネタやお下品な演出があり、巻き込まれる可能性を秘めていますが、それもまた一興♪