大興奮とストーリーってそうなのか! ~ 観戦 プロレス 後楽園ホール 仙台女子プロレスリング 」~
今週もコングラボードを頂けました。
お読み頂いた皆さま、有難う御座いました♪
今年の4月に初生プロレス観戦をしてから沼にハマった感があり、その流れでネットフリックス「極悪女王」の大フィーバーから女子プロレスに注目が集まっています。
その中で、女子プロレス界の横綱と呼ばれている仙台女子プロレスリングの代表:里村明衣子選手が来年4月に引退とのニュースが流れました。
仙女(仙台女子プロレスリングの略称)さんは、コミカルプロレスが主体のWAVEさんの初生プロレス観戦後に、興奮冷めやらぬままポチっとチケットをゲットしまして、全女を感じるガチガチのプロレスの楽しさを堪能。
今はイギリスのWWE NXT UKで選手兼コーチもしている里村さんの試合は見てみたいと思っていたところの引退ニュースだったため、素早く試合スケジュールをチェック。
団体は仙台にあるため東北で興業が行われることが多く、個々の選手の出場は東京でちょいちょいありますが、団体としての興行はそんなにしょっちゅうはありません。
ホームページを見ていると里村さんのどアップポスターで11月17日後楽園ホールの案内があり、チケットサイトからまだゲッツ出来ることが分かり、里村さんの出場もあるため迷わずゲッツ☆
後楽園ホールへ張り切って出掛けました。
今回は北側の指定席でかなり前の方♪
しかしコーナーポストが視界の真ん中やや右にガッチリ入ってしまうため、リング全容が見えませんでした。。早くチケットを取る意義ってこの辺りにありますね。
脱臼による肩の負傷で休養中のシン・広田さくら選手が物販で奮闘されており、戦うことではない"出場枠"でいらしているので楽しみでした。
それでは楽しかった試合結果です♪
第1試合 タッグマッチ 10分1本勝負
Chi Chi & ✕ 光芽ミリア vs YUNA◯ & 鈴木ユラ
以前観戦した際、若手のChi Chi選手がボコボコにやられていました。
ですが、それは中堅選手の中にいらしたタッグマッチのカードであったので、標的にされてしまっていた感がありあり。
今回はほぼ同期の選手たちであったため、Chi Chi選手も生き生きと試合されていました。仙女主催のじゃじゃ馬トーナメント(若手主体)でChi Chi選手は優勝されているので、勢いがありそうです。
各試合の合間に他の若手選手とリングを拭く作業をしていましたが、Chi Chi選手はとても丁寧に大切そうに拭いていたので、プロレスが大好きなのねぇと好感を持ちました♪
第2試合 3WAYマッチ with シン・広田さくら 15分1本勝負
優宇 vs ✗高瀬みゆき vs 松本浩代◯
試合前にまずは広田選手がリングインして、会場はひと笑い♪
次にリングインする高瀬選手がガウンを脱ぐと、ちゃっかり広田選手のサクパラダイスTシャツを着用しており、広田選手の心をがっちりキャッチ(笑)
他のお二方は広田選手グッズの利用が無いため、広田選手は高瀬選手のセコンドに滑り込みます。
試合の展開は広田選手の"出場"により、コミカル炸裂。
肩の負傷によりビニール傘で優宇選手と松本選手へボ・ラギノール(カンチョー攻撃)を打ち込み、気分が高揚したのかセコンドに付いていたはずの高瀬選手にもかまし、更に何故か自分にも打ち込んで全選手相打ち状態へ・・・
最後は松本選手が高瀬選手を丸め込んで勝利!
ガチガチの試合の中で唯一、観戦で肩の力が抜けた(脱臼だけに)試合でした♪
第3試合 6人タッグマッチ 15分1本勝負
✗岡優里佳 & 桃野美桜 & 水波綾 vs VENY & レナ・クロス◯ & ZONES
カードに入っているととてもルンルンするVENY選手☆
今回はZONES選手が若手、岡選手と桃野選手、VENY選手とレナ選手はそれぞれタッグを組んでいるため、息の合ったコンビプレイがたくさん見られました。
ルンルンするVENY選手は期待通りで、高い身体能力によるしなやかな動きとエグいキックがバッシバシ繰り出されていました。
レナ選手も長身から繰り出されるダイナミックな技が見応えたっぷり。
桃野選手のスタミナ無限っぷりには目を見張り、水波選手の面白&テクニカルな動きが楽しかったです。
第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
✕セイディ・ギブス vs 橋本千紘◯
セイディ選手は恐らく里村選手がイギリスから呼ばれたのかなぁと思いつつ、橋本選手のパワーと巧みな技の前に屈服でした。
どうにか食らいつくセイディ選手に、橋本選手が畳みかける大技の連打!
見ている方も悶絶ものでした!
セミファイナル タッグマッチ 20分1本勝負
◯アジャコング & Sareee vs 里村明衣子 & 愛海✗
愛海選手のキャリアが他のお三方よりだいぶ下ですが、そこは仙女選手としてのガッツで食らい付いていたように思います。
そして、里村選手とアジャ選手の存在感ったら!!
里村選手は身長が160センチ無いのですが、身体の作りがバッキバキなので全く小柄に見えず、対するアジャ選手は言わずもがなの大きさ。
体当たりだけでもそのぶつかる音が軽トラック(多分)。
裏拳のエグさったら。
Sareee選手もお二人に埋もれることなく、ガッチガチの試合を展開されていて大満足な勝負でした☆
愛海選手が沈められたのも、仕方無いですかねぇ。。
メインイベント センダイガールズワールド選手権試合 30分1本勝負
(挑戦者)◯DASH・チサコ vs 岩田美香✕(王者)
同門対決となる勝負!
事前に情報をチェックしていたのですが、どうも後輩の岩田選手が先輩のチサコ選手を挑発するような展開となっていたようで、ピリピリしたムード。
試合展開もかなりエグ味があり、序盤は岩田選手の執拗な腹部への攻撃でチサコ選手がかなりキツそうな状態。ですが、場外乱闘では岩田選手に容赦無くゴリゴリの攻撃を加えるチサコ選手。
対する岩田選手も得意のキックで応戦するも、ラストはチサコ選手がロープ最上段から必殺技のホルモンスプラッシュを2連発で決めて勝利!
ホルモンスプラッシュは相手の腹部への自身の腹部をブチ当てるような技なので、序盤の岩田選手へしっかりお返しする形になったのかなぁと思いました。
チサコ選手が岩田選手から挑発されていたセリフを、そっくりそのまま返しているところにキャリアの差や先輩の威厳を見せつけたような感じでした。
チサコ選手、ファンになりました♪
全試合見応えたっぷり、大満足・大興奮の興行でした!!
そして、チサコ選手と岩田選手の試合を見て、プロレスで言われている「ストーリー」という言葉が理解出来たような気がします。
「極悪女王」では「ブック」という言葉、悪い言い方だと出来レースを演出することがあると綴られているようですが(見ていないのでニュースの聞きかじりですが)、「ストーリー」はそれぞれの試合内容に於いて発生した選手間の因縁みたいなものが、次の試合で仲間内同士の「戦い」に繋がって行くんだと理解出来ました。
里村選手と橋本選手の、里村選手引退後の仙女の行方のマイクも、橋本選手(他の選手もだと思いますが)を信頼してこそイギリスへ旅立てた里村選手の気持ちが伝わる内容で何だかジーンとしました。
12月に代々木体育館での興行が発表されました。
用事が入っていなかったら、足を運びたいと思います!!
ああ、沼、どっぷりのぬるま湯加減が悪くないわぁ(笑)