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#24 旅の終わりには、準備が必要だ

おととい、旅の前半が終わり、4日間過ごした島を出た。

小さな島なので、4日間も過ごすと地理や文化にも詳しくなったし、何よりたくさんの方に本当によくしていただいたので、愛着も湧いていた。

そんな島を離れるので、寂しさもひとしお。

まだ旅は後半戦があるのだけど、なんだか旅が終わってしまうような感慨を帰りの船で感じていた。(船っていう交通手段がまたエモいのもある、島行く時か島から帰る時しか乗らないから🛥)

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そんな時にふと思い出したのは、留学中に友達と3週間の旅行に出ていたときの、旅の終わり。

長い旅だったので、日常に戻る前に、旅の振り返りを友達としたのだった。

美味しかったご飯、綺麗だった場所、印象に残った人。そんな旅の記憶を、リスボンの夜の海岸で一緒に思い出した。

振り返りながら、旅の一瞬一瞬が思い出され、思い出に浸ると同時に、もう旅は終わるんだ、日常に戻るんだという感覚を、少しずつ得ていった。

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今思うと、あれは旅を終わらせる準備でもあったのだと思う。

旅は、非日常だ。日常とは、どうしても距離がある。

その距離を埋めるものとして、非日常と日常を繋ぐものとして、ぼくにとっては振り返りがあったのだと思う。

それは別に振り返りという形を取る必要はない。大事なのは旅という非日常の経験やその意味を、自分の中で了解することにあると思う。それによって、旅に終結という区切りをつけて、日常に戻ることができる。

(これは完全に余談だが、この終結の準備の話は、カウンセリングやコーチングにおける終結と近いようにも思える。自分とカウンセラー/コーチとの間で、経験や意味づけ、それを経たプロセスを了解する、という終結。)

ぼくの旅はまだ終わっていない(そう、こんなnote書いてるけどまだ終わっていないのだ!)のだけど、終わるときには振り返るnoteを書こうかな、と思う。

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毎日note、旅しながらも書いてるよ





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なかむら
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