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【おすすめの書】残り97%の脳の使い方 の重要ポイント③

この本はヤバい言葉(邪気発生源)がかなり多いのですが、
目を瞑ることができればかなり役立つ本で、
多くの方に読んでいただきたい本です。

この本の中から重要だと思ったポイントを
紹介させていただきたいと思います。

ミルトン・エリクソン

この章の最後に、私とミルトン・エリクソンの
関係について述べたいと思います。
ミルトン・エリクソンは、20世紀最大の心理臨床家であり、
世界的な精神科医でもあり、現代臨床催眠の父でもあります。

よく、私の本を読んだ方で、
たとえば「NLPとどう違うのか」
などという人がいますがこれは順番が逆になります。

どういうことかというと、
元々はミルトン・エリクソンの方法論があって、
それをグリンダ―、バンドラーという2人が勉強して、
NLPができたわけです。

つまり、NLPが似ているとしたら、
NLPがミルトン・エリクソンを真似したからです。

ただし、私はミルトンの長女であり心理臨床家でもある
キャロル・エリクソンに直接指導を受け、
また親しい友人でもあり、
ミルトンのオリジナルの方法論を受け継いでいる
数少ない専門家(変性意識使い)と自負しています。

オリジナルの方法論といういい方をしているのは、
日本だけでなく、本家アメリカでも、
ミルトン・エリクソンの方法論で、
本に書かれて残されているものはすべて言語によるものです。
どういう言葉を使ったかなど、すべて言語誘導の技術についてです。

ミルトンの重要な成果

しかし、ミルトンの仕事の重要な部分の
少なくとも半分以上は言語ではありません。
私が自分のクラスで教えているのも、
言語を使わない部分です。

当たり前ですが、言語を使わない方法というのは、
記録に残っていません。本も出ていません。
これは先生から弟子に直接伝えるしかないものです。
私はミルトンからキャロルへ、
そしてキャロルから私へと伝えられたと実感しています。

空手や合気道を通信教育で教えるのには無理があるのと同じです。
師と弟子が相対してのみ伝わる身体性があるということです。
密教部分といっていいかもしれません。

ミルトンが言語を使わずにやっていたのは、
無意識に対する直接的なありとあらゆる働きかけです。
それにより価値基準を選ばせていたのです。

たとえば、病気の人が治らないときは、
「病気の状態を維持する方が本人にとって有利だ」
という価値基準が無意識にできてしまっているわけです。
「周囲に同情されるから」とか、
「仕事に行かなくていい」とか、
「きれいな看護婦さんに面倒をみてもらえるから」とか
いろいろ理由が無意識に構築された場合です。

その価値基準を一度受け入れてしまうと、
あとは言語の上でいくら説得しても無理です。

ただ彼が薬物を使わず、言語的誘導を使わないでやれたのは、
無意識のレベルで、違う価値基準を
選択させる戦略をしかけていたからです。
「治ったほうが有利ですよ」というふうに、
一度その価値基準を選択させてしまうと、
あとはほとんど言語はいらなくなります。
これには具体的な技術があるのです。

残り97%の脳の使い方 苫米地英人著

私はこの本を最初に読んでから9年後に
NLPプラクティショナーを受講ましたが、
すっかりこの本を読んだことを忘れていました。

そしてNLPプラクティショナーを受講して
ミルトン・モデルというものを習った時、
「確か苫米地さんの本にも書かれていたような・・・」
と思って確認してようやく点と点が繋がりました。

当時は「苫米地さんの方がずっと上なんだな」と思いましたが、
まさか2023年に苫米地さんの潜在意識が破壊され、
NLPが邪気発生源になるなんて全く予想できませんでした。

でも個人的にはNLPプラクティショナーを
受講したことに関しては全く後悔していません。
むしろ、受講してよかったと思ってます。
隣の席に座っていた女性から
とてつもない能力を受け継ぐことが出来たので・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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