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【おすすめの書】なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?の重要ポイント⑥

苫米地英人さんは自己啓発の分野では
最も有名で第一人者と呼べる方だと思います。
その苫米地英人さんの本の出版に携わり、
多くのベストセラー本を産み出した
元フォレスト出版の編集者だった
長倉顕太さんが書かれた本がこちらです。

この本の中から重要だと思ったポイントを
紹介させていただきたいと思います。

人間が神をつくった理由

では、なぜ私たちは「すごい人」のストーリーが好きなのか。
それは、私なりに分析すると、
ものすごくわかりやすくて簡単な定義に集約できる。

私たちは「完全」なるものを求める生き物だからだ。

私たちは「すごい人(=完全)」に惹かれてしまう。
もっというなら、シンボリック(象徴的)なものに
惹かれてしまう傾向を持った生き物だということ。

私たちは太古の昔から、古代文明の中にも
完全な存在を求めて神をつくってきた。
目に見える神を崇めることで大衆の心理をまとめたり、
社会を統制してきたりもした。

しかし、それは何も太古だけの話ではなく、
カルト的な信仰宗教にはまってしまう人たちをはじめ、
若いタレントに強烈な憧れを抱く人たちの心理にも似ている。
そのような潜在的な欲求(あえて書くなら)弱さを、
私たちは延々と持ち続けてきたのである。

○私たちは「すごい人」に惹かれていく
○「完全なるもの」に惹かれていく


ただし、そうはいっても、
これはごく当たり前の人間の心理だとも思う。

私たちは「答え」がないものには深い不安を覚えるので、
「答え」がないものにぶち当たったときに、
「これでいいんだろうか」
「自分の選択は間違っていないだろうか」
と不安になってします。

その不安がなくなるのは、
「完全なるもの」の存在と出会うときだ。
その「完全」なるものが
「答え」を提示してくれる気がして、
安心感を覚えるにすぎない。

後述するが、とくに戦後日本の
「答え合わせ教育」は、極端に考えること、
問いを立てることを排除してきた
(長い間、私もそうだったように)。
考える機会がほとんど与えられなかったのである。

だから、簡単に何かに自分を投影させたり、
何かに全身全霊を傾けたりしてしまうのである。
そのほうが楽だと思い込んでいるからだ。

わかりやすい例が「神」なわけだ。
人類の多くは至るところに「神」をつくってきた。
心を落ち着かせるために、
幸せを手に入れるために……。

具体的な「神的な偶像」を必要としないにせよ、
何かしらを崇拝しながら掟や法律、
文明を創造してきたといえよう。

20世紀以降の「経済」というシステムさえ、
もしかしたら「神的な存在」をつくることと
根本では変わらないのかもしれない。
資本主義もお金も宗教みたいなものだ。

とにかく私たち人間は、
「完全」なるものを求め続けることによって、
不完全な自分たち自身の穴埋めを
しようとしてきた気がしてならない。

この本の著者の長倉さんはフォレスト出版では
苫米地さんの本の編集に携わっていたこともあって、
苫米地さんから教わったと思われる内容を
わかりやすく説明されています。

ここに出て来た”すごい人”を
スピリチュアルリーダーや霊能者
に置き換えてみてください。

スピリチュアルリーダーのほとんどは
幼少期に辛い経験(本当かどうかわかりません)をしたり、
人生のどん底を味わって自己啓発本とか
スピリチュアル本をたくさん読んで一発逆転した!?
というストーリーを作り、それを上手く利用して
有名なスピリチュアルリーダーになったと思われます。

スピリチュアルに傾倒した方は
スピリチュアルリーダーを
”すごい人・完全な人”と思い込んでしまって
どんどんスピリチュアルに傾倒していったのでしょう。

そんな”すごい人”と思われていた
スピリチュアルリーダーや霊能者たちも
潜在意識が破壊されてしまいました。
そして一般人以下になってしまいました。

なぜ、一般人以下になってしまったのか?

一般人は邪気発生源のヤバさを認識して斬り捨てるだけで
破壊された潜在意識が復元されますが、
スピリチュアルリーダーや霊能者は
今まで悪魔に騙されていたことや、
悪魔から借りた能力(霊視)を使っていたことを謝罪し、
さらに客から受け取った金を全額返金しない限り
破壊された潜在意識が復元されることはありません。
なので、一般人以下に成り下がってしまったのです。

スピリチュアルリーダーや霊能者は
もう”すごい人・完全な人”なんかではありません。
他人様に多大な迷惑をかけた野郎たちなので
叩かなければいけないくらいです。
影響を受けた方の脱洗脳が大変なんです。
一か所修正できたと思ったら
他の箇所がヤバい状態になって
モグラたたきしているような感じになってしまうのです。

あのスピリチュアルの大御所だった
ドリーン・バーチューも言っています。
悪魔がスピリチュアルを運営していると・・・

もうスピリチュアルはやめましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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