【読了】「利他」とは何か/伊藤亜紗 (#37)
大好きなポッドキャストで、東工大に伊藤亜紗さんという面白い先生がいらっしゃることを知りました。
うまく綴れる自信はゼロですが、読んで感じたことを綴ってみます。
ちなみに、きっかけポッドキャストはこちら
本書は、編者の伊藤亜紗さんをはじめとする、東工大・未来の人類研究センターの方々により、オムニバス形式で執筆されています。
何周か読んでの正直な感想は、「利他って、結局つかみどころがないものだな」ということです。(自分の読解力の無さよ・・・)
しかし一方で、利他とは「起こす」のではなく「起きる」のではないかと感じたのです。
これは覚えておきたいことです。
本書の内容に関しては僕が言葉にすると歪んでしまいそうなので控えておきますが、
読んでみて自分の見方が変わったエピソードを紹介したいと思います。
いつものように電車に乗っていると、優先席の存在が目に留まりました。
これも、利他が実体となって現れた典型例でしょう。
「座席が必要な方に、譲りましょう」
至極真っ当、おっしゃる通り。
一方で、それがルール化というかフォーマット化されてしまっているようにも感じます。
マタニティマークをつけた方には譲らねばならない。
譲って「ありがとう」と言って座ってくれたら誇らしい気持ちになる。
譲っても「いえいえ大丈夫ですよ」と言われると何だかガッカリだったりバツの悪い気持ちになる。
優先席だけガランとした光景は、誰しもが実体験あるいはそれを見聞きした経験があるからこそなのかもしれません。
本書を読んだ僕は、こういった経験に対してモヤモヤが生まれていたのは、もしかしたら利他を「起こす」というエネルギーが働いていたがゆえではないかと感じたのです。
むしろ、マタニティマークを見つけにいくのではなく、もっと自分の余白の部分から全体を見ることが大事のようにも思うのです。
本当の利他というのは、「誰かのためを思って行動する」や「こういう理由だから行動する」というものではなく、
むしろ、「そんなん、理由なんてどうでもいいでしょ」という世界でこそ起こるのかもしれません。
・・・ああ、やっぱり分かっていたけど、うまく綴れない!
分かっちゃいたんですが、、どうしても、この本を読んで自分の中からもれ出てきたことを表現したくて、綴りました。
(実は、うまく書けなすぎて、1回削除したのですが、諦めがつきませんでした笑)
ここまで読んでくださったことに感謝です。
何かピンとくることがあれば、ぜひ本を開いてみてください。
今日も、佳い日で。
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