子供たちの一番の理解者でいる
つないだ手を全力で離さなかった1年前の小さな左手。
今日はもうすぐにでも飛んでいきそうなくらいの軽さだった。
入学式では制服を脱ぎ捨てて
結った髪もむしり取る様に解き
一人体育館の外で大泣き。
学校が始まっても
廊下でひっくり返ったダンゴムシの様に泣き暴れ、
給食は一口も食べずに教室の外で抵抗、
教室に入らず水筒もランドセルもすのこの上に投げ捨てる。
泣いて泣いてかすれた声と荒れた目元。
そんな娘を見てもこの子は大丈夫だ、と
私にはどこか自信があった。
娘だけじゃない。
登校拒否で同じようなことがあった9歳の長男も、
まだ幼稚園児の次男も同じ。
この子たちは大丈夫だ。
とにかく、
何があっても私は子供の味方、
一番の理解者でいる。
親はいつでも帰ってこれる安全な場所でいること。
勉強のこと、生活態度のこと、
対人関係色々あるけど、
私はこれが一番だと思っている。
毎朝一日も欠かさず集団登校の横について
教室まで見送った娘との1年間は、
ちょっと手がかかるからこそ
一緒に味わえた大切な時間。
学校楽しい!
娘からこんな言葉を聞けた修了式の今日。
たくましくなっていく子供たち。
この子たちの母親で良かったな、と胸の奥が熱くなったのでした。