おくむら

サラリーマンして、家族養って、子育てがんばって、読書して、自分の人生哲学を考える人。 …

おくむら

サラリーマンして、家族養って、子育てがんばって、読書して、自分の人生哲学を考える人。 哲学は全般興味ありますが、今は東洋思想に興味あり。

最近の記事

【読書感想文】同志少女よ、敵を撃て 〜少女は何を撃たなければならなかったのか?〜

今回、初めて小説の感想文を書く。 作品のタイトルは『同志少女よ、敵を撃て』。 逢坂冬馬氏による小説だ。 この作品は第11回アガサ・クリスティー賞大賞および2022年本屋大賞を受賞し、広く知られた有名な作品である。 あらすじを載せてあるので ざっくりした内容はそこをみてください。 私は心理戦要素がある小説が好きなので 面白かったし、下記のような要素が好きな方は是非おすすめしたい一冊です。 心理戦要素が好き 史実に沿ったフィクションが好き  下の画像のような強い女性が好

    • 【要約】世界最高の人生哲学 老子

      君は、老子という書を知っているかね?  老子は紀元前6世紀ごろに中国で書かれた思想書で、中国三大思想『儒教・仏教・道教』のうち 道教の思想に大きく影響を与えた書物である。 老子は、『道(タオ)』と呼ばれる智慧を通じて、人々が謙虚で柔軟、そして無為自然な生き方をすることで、幸せな人生を実現できると説いている。  本書は老子の教えの一部を取り上げて、それを生かすことでこのストレスや苦悩の多い世の中を生きていく方法例を書いている。  その中から、まずは老子の中心概念である『

      • 【要約】非属の才能 同調ではなく協調すること

        人生の中で、私たちはなんらかの集団の中で生きていることが多い。 学校、職場、友人グループ、家族。 私たちは常に「集団」の中で生きてる。 そんな中で、集団のルールに従わず、自分の考えを持っている人たちがいる。 彼らは、非属の才能を持っている。 この本では、非属の才能を持つ人々が集団の中で生きることの難しさについて、そして世間が決めたブランドに本当の幸福はないということについて探っている。 著者紹介著者は漫画家の山田玲司さん。 代表作は「ゼブラーマン」や「絶望に効くクスリ

        • 【要約】仏教超入門 

          私は 死んだあとは骨を墓に絶対入れる気がないくらいには仏教が好きではない。 おそらく、著者もそんな考えを持っている。 むしろ本の中で遠慮なく 『日本の仏教はおかしい!』 と主張している。 それは という僧侶に対する批判の言葉を皮切りに 本書では所々に現れている。 しかし、私はこんなに現代仏教を批判している著者の書いたこの本から 『仏教は嫌いでも、仏教の正しい教えは嫌いにならないでください!』 という意気込みを感じた。 本書は仏教の入門書ではなく、仏教哲学の入門書では著

        【読書感想文】同志少女よ、敵を撃て 〜少女は何を撃たなければならなかったのか?〜

          【要約】アウトラインプロセッシング入門

          近年 私の頭の思考OSの大型アップデートの更新が頻発している。 読書習慣 原始仏教や老荘思想に代表される東洋哲学 無限ナンピンなどなど 今回紹介する本 『アウトラインプロセッシング 入門』も そのアップデートの一つになった。 私の中で 思考すること、文章を書くこと、アイデア出し等に 革命を起こしたアウトライナーとはなにかを 分かりやすく教えてくれるおすすの良書です。 アウトライナーとの出会いきっかけは読書家界隈の超有名人 『読書猿』さんのブログ記事で アウトラインプロセッ

          【要約】アウトラインプロセッシング入門

          【要約】教養悪口本

           「最近のネットは悪口ばかりでつまらない」 私も、TwitterなどのSNSを見ると、時々思う。 おそらく、世間の意見でも珍しくないものだと思う。 しかし、この本の著者は それを悪口のせいにしないでほしいと思っている。 悪口がつまらないのではなく、『つまらない悪口』がネットに氾濫しているだけ。  悪口を使うなら面白い悪口を使おう。 これがこの本のテーマだと、私は読み取った。 悪口には二種類あるまず、悪口の種類について、ニ種類に分けて考える。 一つ目はつまらない悪口

          【要約】教養悪口本

          【要約】読書力 齋藤孝著

          本を読むことの意味は何?  案外答えにくいこの問いに、本書は「読書によって…の力がつく」という形で答えてくれる。 コミュニケーションの力、人間を理解する力、自分をつくり、鍛え、広げることと、読書との関わりを示す、読書の本質を考える1冊。 読書力とは何か?私はこの本から『読書力』とは、以下の2つの力を合わせたものと、読み取った。 『本を読む力』 『読んだ本を知肉にする力』 本を読む力に才能はいらない まずは本を読む力。 これは、読んだ本の蓄積で、鍛えることができる。

          【要約】読書力 齋藤孝著

          いつもより長目に読書感想文始めました。〜初めてnote〜

          はじめまして、おくむらと申します。 本日、note デビューしました。 今まで Twitter で書いていた読書感想文を 今後は note で書いて行くことにしました。 よろしくお願いします。 読書感想文を書くジャンル  私は自分の興味が湧いた本ならあまりジャンルを気にしないで読んでいます。  最近、関心があるのは哲学、特に原始仏教や孔子・老子に代表される東洋哲学です。 ビジネス書や実用書、自己啓発本も読みます。 小説、詩集は、時間が足りなくてあまり読みません。 読書感

          いつもより長目に読書感想文始めました。〜初めてnote〜