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【炊飯】 百均グッズで米を炊く

「お米は、炊飯ジャーで炊くのが当たり前」
私の中の、この常識をぶっ壊したい。

炊飯ジャーが無い時代、誰もが「はじめチョロチョロ、中パッパ」で、お米を炊いていたのです。

全てが便利になった令和の「今」だからこそ、自分の手で、丁寧にお米を炊いてみたい。

それに、そんな経験をしていたら、停電時や災害時に、役に立つかもしれません。

「そんな非常時に米や燃料はどうすんだよ!」って指摘はあると思いますが、自分の手でご飯を炊いた経験は、人生において無駄にはならないでしょう。

と、ちょっと話が大きくなりましたが、つまり、お鍋一つでご飯を炊くことができるのか挑戦してみました。

炊飯ジャーでしかお米を炊いたことない方、必見ですよ!


お米を炊くにも、お鍋っていろいろあるでしょう。


お米を炊こうとして、最初に思ったのが、コレ。
せっかくやるからには、条件もちゃんと決めておきたいと思います。

そこで今回は、百均ダイソーで道具を揃えることにしました。
これなら、日本全国いつでもだれでも、同じ条件でお米が炊けるはず。

皆さんも、炊飯ジャーが壊れたらダイソーに駆け込みましょう(笑)!

ダイソーで炊飯道具一式購入


炊飯道具一式とか、大げさなこと言っていますが、必要なのは、鍋と燃料とコンロの3つだけです。

(1)ステンレス片手鍋、16cm

500円ですが、ダイソーで売っているので、ギリ百均グッズです(え?ダメ?)

ポイントは、蓋が透明なこと。
炊きあがる状態を観察できるので、面白いです。

(2)固形燃料

3個入り25g、100円

よく旅館とかで、お鍋の火に使うやつですね。
こんなのも百均で売っているんですね。
(知らなかった)

(3)ミニ焚火台

こちらも500円。ええ?ダメなの??

いいものを見つけました。これはミニコンロとしても使えます。
こういったアイテムが充実しているのは、きっとキャンプブームの恩恵でしょう。

6枚のプレートと収納カバー(+取説)が入っています
立体パズルのように組み立てます


組み立てが完成したので、記念撮影。
コンパクトにまとまって、良い感じです。

こんな感じで、ご飯を炊きます

炊飯レシピを確認

炊飯レシピは、グーグル先生が教えてくれました。
(1)お米1合(150g)に対して、水210cc(210g)
(2)30分吸水
(3)炊飯
(4)火からおろして、10分蒸らす
(5)いただきます(幸)

それでは、いってみよー!

一合炊飯にチャレンジ

(1)お米1合150gを鍋にいれます。

米びつの計量器では、レバーを一回押すと152gが出てきました。
まあ、誤差なのでOKとします


(2)お米を研いだ後、水が210g(210cc)になるように、入れます。
※お米を研ぐと研ぎ汁が残るので、正確な水の量が分からなくなります。
よって、「米の重さ150g➕鍋の重さ192g」を差し引いた重さで測ると正確です。

水はピッタリ210g入れました

(3)30分間吸水します。

30分後、お米の色を確認しました
お米が白くなっているので、吸水完了です

(4)着火!

火を付けると、なぜかテンション上がります(笑)
机を痛めるとイヤなので、鍋敷きを敷いています。

(5)炊飯開始

ワクワクしています。
開始4分ごろから蓋の穴から湯気が立ち始めました
開始7分ごろの様子。水がなくなってきました。
なんか良い感じです。
たくさん湯気も出ています。

開始8分ごろから、少しだけ焦げの匂いがしてきました。
開始10分で、はっきりと焦げの匂いがしたので、火から下ろしました。


(6)蓋を取らずに10分間待って(蒸らして)、完成!
さあ、出来は・・・?

すごい!
ちゃんと炊けてる!!
底は少し焦げました。
でも、洗えば簡単に取れる範囲です。

今回は10分で火から下ろしましたが、その後固形燃料は燃え続け、開始23分で消えました。

説明では「燃焼時間約20~23分」と書いていたので、ウソ偽りなしです。
ただし、最後の方はかなり火力が弱いです。


さっそく炊きたてのご飯を頂きます。

肝心のお味は。。。「美味しい!!!ちゃんと出来てる!」


・・・でも、ご飯が炊き上がった後も、火は燃え続けていたので、固形燃料がちょっともったいない気がします。
そこで、続けて二合炊きに挑戦しました。


二合炊飯にチャレンジ


(1)お米二合300gを研いだ後、水420cc(合計720g)になるように入れます。

今回は、お鍋を差し引いた重さです

(2)30分吸水して、着火!

ちなみに最初の火加減は、こんな感じです

(3)開始8分で、湯気が立ち始めました。

分かりにくいですが、蓋の穴から湯気が出ています

開始11分で、沸騰しているのが見えました。
ただ、先ほどの一合炊きと比べると、もう少し火力が欲しいところです。
湯気の出かたも、控えめです。
17分を過ぎた頃から焦げの匂いがしてきたので、18分で火から下ろしました。

(4)10分蒸らして、完成!

ジャーン!
少し火力が弱いかと思ったけど、ちゃんと炊けました
こんもり、脹らんでいます
底は焦げが付きましたが、少しなので全然問題ありません

(5)それでは、いただきます!(朝から3杯目(笑))

ほっかほか〜♪  日本人に生まれてよかった!

気になる出来ですが、一合炊き/二合炊き共に、炊飯ジャーよりも少し硬めの炊き加減でした。
でも、家族のみんなは「硬めの方が好き!炊飯ジャーよりも美味しい!」って、かなり好評でした。

食レポは難しいですが、炊飯ジャーよりも自分で炊いた方が、お米の美味しさ(甘さ)が、引き出ている気がします。

この通り、「百均グッズで米を炊く」のは、大成功でした。

自分の手で丁寧にお米を炊いて、真摯にご飯と向き合う時間ー。

とっても、贅沢な経験です。
おすすめですよ!

まとめ

今回、お米をお鍋で炊いてみたのですが、いろいろ面白い経験になりました。

(1) 百均グッズで、お米は炊けます。
・固形燃料を使えば、火加減を考えなくても良いので簡単です。

(2) 割合と時間の目安は、以下の通りです。
・1合(150g)当たり、水210cc(210g)
・30分吸水→炊飯→火から下ろして10分蒸らす。
・炊飯時間の目安は、「1合当たり8分+α」と覚えておけば良さそうです。
・炊き上がりのタイミングは、焦げの匂いがした時です。匂いがしたら火から下ろします。
・五感を研ぎ澄ませて、お米と向き合う時間は、心地よいです。

(3) お鍋の炊き立てご飯は、お米本来の美味しさが引き出されてい(る気がし)ます。

そうそう、後から気が付いたのですが、今回の炊飯の時間は、暖かい室内の条件でした。
寒い季節や屋外の場合は、もしかしたら2合では火力不足になるかもしれないと思ったので、温度を備忘録として、残しておきます。

(今回の条件)
・室内(無風)、室温27.5℃、水温26.8℃

あと注意点として、固形燃料を使うので取り扱いには十分に気を付けてください。

固形燃料の裏面に、ビッシリと注意書きが書かれているので、よく読みましょう
火傷、火事の危険性だけではなく、主成分がメタノール(エタノールじゃないよ)なので、
誤って口に入れないように注意が必要です。


今回面白かったので、これからも時々お鍋で炊飯をすると思います。
何か新しいことが分かったら、また記事にしたいと思うので、ときどき立ち寄ってくださいな。
ではでは。

(おわり)

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