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日本語を学ぶ、教える

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「日本語を教える・学ぶ」ことについて日々考えています。
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2017年10月の記事一覧

大声で言われたって、分からないものは分からない。

外国語を学習していて、そして、教えていてよくある場面。。。 教師が発した言葉に対して、学習者の反応が悪い場合に、ついつい、教師の声が大きくなってしまうということ。確かに、反応が悪い原因が、教師の声の大きさによるものだったら、それは、声量を変えれば良いだろう。 が、しかし。 学習者の反応が悪い原因って、ただ、言葉の意味が分からなくて混乱しているから、、、、、ってことが多いと思うのです。そんな時は、何度同じ言葉を繰り返し言っても、どれだけ大きな声で発しても、無駄。。。耳障り

「お邪魔する」「立ち寄る」といった婉曲表現にも表れている???日本人の自宅訪問への消極的な考え方。

つい先日の日本語授業で、「お邪魔する」「立ち寄る」といった表現が登場。どちらも、「(自宅を)訪問する。行く、来る。」の意味ですよーーー。という説明をしつつ、なんで、こんな婉曲表現をするのかなぁ、、、と気になった。 「今度家に行ってもいいですか?」「是非、家に来てください。」で、良いじゃない????? そんなことを考えながら思い出すのは、海外で自宅に招かれる時のこと。 私が経験があるのは、イギリス、ポーランド、ベルギー、ベトナムでのことだけれど、現地の人と少し仲良くなったら