「お邪魔する」「立ち寄る」といった婉曲表現にも表れている???日本人の自宅訪問への消極的な考え方。
つい先日の日本語授業で、「お邪魔する」「立ち寄る」といった表現が登場。どちらも、「(自宅を)訪問する。行く、来る。」の意味ですよーーー。という説明をしつつ、なんで、こんな婉曲表現をするのかなぁ、、、と気になった。
「今度家に行ってもいいですか?」「是非、家に来てください。」で、良いじゃない?????
そんなことを考えながら思い出すのは、海外で自宅に招かれる時のこと。
私が経験があるのは、イギリス、ポーランド、ベルギー、ベトナムでのことだけれど、現地の人と少し仲良くなったら、「ぜひ、家に来てーーー!お茶でもしましょう。ごはん食べましょう。」とお誘いを受けることが多い。
んで、ほいほいお宅を訪問すると、リビングやダイニングだけでなく、寝室やバスルームを含め全部の部屋を紹介してもらうことが、とっても多いーーーーー!!!!!
慣れると、そーいうもんだ、と驚くこともなくなったけれど、初めて海外で家に招かれた時の経験としては、本当にビックリした!!!
私自身、家への来客は多くない家で育ったし、大人になってからも、家に人を招き入れるのは、基本的には面倒くさい、、、と思って生きてきたので、是非いつでも~!!!というオープンな感じにひとまず驚いたし、家のあらゆる部屋を見せてくれることにも、なんのこっちゃと目が点。(笑)
日本人の中でも、自宅に人を呼ぶことに抵抗がない人もいるとは思うけれど、消極的な人の方が圧倒的に多いと思うのです。で、その考え方があるからこそ、「お邪魔する」「立ち寄る」という表現に行きつくのかなぁ、、、と。
いや、もしかしたら、「お邪魔する」「立ち寄る」という消極表現に支配されてしまってるのかなぁ。。。もっと、ポジティブな言葉に置き換われば、日本人の文化そのものも、もしかして、変わるのかも?????
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