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大声で言われたって、分からないものは分からない。

外国語を学習していて、そして、教えていてよくある場面。。。

教師が発した言葉に対して、学習者の反応が悪い場合に、ついつい、教師の声が大きくなってしまうということ。確かに、反応が悪い原因が、教師の声の大きさによるものだったら、それは、声量を変えれば良いだろう。

が、しかし。

学習者の反応が悪い原因って、ただ、言葉の意味が分からなくて混乱しているから、、、、、ってことが多いと思うのです。そんな時は、何度同じ言葉を繰り返し言っても、どれだけ大きな声で発しても、無駄。。。耳障りな声量に、学習者としては、かえってイライラが募るばかり。。。。。

中級以上であれば、言い換えをするなり、初級であれば、イラストやジェスチャー、媒介語を使わない限り、一向に学習者の理解は進まない。

一度教えたことがあるフレーズや単語について、学習者の反応が悪いと、「え?以前教えたよね?なんで分からないの?ちゃんと勉強しなさいよ!!」という思いもあってか、ついつい親切に説明する態度が消えてしまうことも分からないこともないけれど、、、やはり、そこは苛立たずに教えて欲しいものだ。。。。。

いま、ベトナム語をまっさらな状態から学んでいるところだが、教科書だけを使う授業よりも、プロジェクタに写真や絵を投影された授業の方が圧倒的に理解が早い。
多少長い文章でも、紙芝居のように絵を出してくれる先生がいて、ハッキリと覚えていない単語についても、記憶を呼び覚ますきっかけになって、とっても有り難い。

通常、日常会話においては、その場面や状況設定に応じて、あらゆるスキーマを活用しながらコミュニケーションをとっており、文法や単語を正確に聞き取って理解を進めていることは意外に少ないと感じる。

もちろん、正確な文法や単語を知らなければ、自分から発話することが出来ないので、曖昧なままではどうにもならないんだけれど、「あぁ、分かったぞ!」という気持ちになって、何度も頭に刷り込みが出来るか否かって、とっても大事なことだと思うのです。

「言葉だけに頼らない言語学習」をいかに進めるか?が、やはり上達の決め手になるんだろうなぁ。
自分の学習を通して実感したことを、自分の授業にどうやってフィードバックするか???それは、これから、ウンウン頭を捻ることとします。( ˘•ω•˘ )


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