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日本語を学ぶ、教える

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「日本語を教える・学ぶ」ことについて日々考えています。
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2016年12月の記事一覧

英語が苦手=シャイという図式。

この土日で開催された日本文化フェス、ポーランド人の"日本愛"にいたく感動する2日間でした。 アニメ好きなポーランド人がもっとも多い割合ではあるけれど、それをきっかけとして、歴史だったり、日本人の精神性や生活様式そのものに興味をもっている人がとても沢山いることが分かって、ほんとうに、びっくりだし、感激だし。。。。。 あたりまえに過ごしていると気付かないことに、ハッとさせられることも多々ありました。 たとえば、河童や鬼、いろいろな妖怪について質問を受けたのだけれど、、、もは

将棋といえば、山崩しでしょ!!!( *´艸`)

ポーランドの地方で、"日本文化フェス"が開催されまして。主催はポーランド人だし、集まるお客さんもポーランド人。規模は、街のカルチャーセンターを借り切って、数百人が集まるくらい。100人くらいが入るホールと、10人から30人くらいが入る部屋が複数。メイドカフェやアニメグッズなどの物販スペースもありました。 各スペースでは、書道をしたり、将棋や花札をしたり、剣術や剣道を披露したりと盛りだくさん。着物や日本風の衣装を身にまとってる人も沢山いて、とても楽しい空間でした。 で、、、

通じるか、通じないか、は言葉の問題ではない。

意思疎通を図る、ということは、本当に難しいと考えさせられる。それは、言語の壁によるもの、だけではない。 いま、とあるトラブルを解決する為に、ポーランド人と英語でやりとり、日本人と日本語でやりとり、を行っているが、どちらのやりとりでも感じる共通の壁は、「考え方(受け止め方)の違い」に行きつく。そして、私自身が欲していることをどれだけ具体的に表現できているのか、という問題にも。 自分自身の要求を、他人も理解できるように言葉に落とし込んでいく作業は、簡単なようで、簡単でない。

That's "Japanese mentality"!!!

我ながら、なんて雑な説明なんだ、、、、、と思いながらも、学習者からの質問に対して、「うーーーん、なんでしょうか。”これぞ、日本人”って感じですかねーーーーー」と逃げる場合がしばしば。 というか、説明しようとすればするほど、あぁ、この説明のつかなさ、自分にとっては当たり前と思っていることが、まさに「日本・日本的」なんだなぁと実感する。 例えば、「道」という漢字を説明するとき。 英語の"road"の意味がありますという簡単かつ一般的な説明に加えて、「茶道、剣道、柔道、華道、

ピコ太郎、ポーランドでも知られてた!!!

リンゴの絵を用意して、「大きい、小さい」を説明。で、その次に、「長い、短い」を教えようと、鉛筆の絵を見せた瞬間に、教室から笑い声が。 なんでーーー?と思ったら、おぉ、なるほど!!!!!! アップルペンだーーーーーーーーーー!ってことで、思わず、PPAPを歌って踊る先生。笑 ポーランドでも有名なのーーー?って聞いたら、「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪」と大きくうなずいていた。 今回、狙ったわけではないけれど、授業で笑いが起きるのは、嬉しい。(

母国語以外の言語を学ぶということ

私自身、語学習得に興味が全くない人生を送ってきていて、「積極的に語学を学ぶ」という気持ちを、学習者の立場として考えることが殆ど出来ない状態。。。受験に必要だから英語をソコソコにやり、会社で必要だからなんとなく勉強し、TOEICのスコアはそれなりの点数が取れたらそれ以上を目指すこともなく。。。 海外で1人で行動する程度には困らない英語力はあるが、ただただ知ってる単語を並べてコミュニケーションを取っているに過ぎない。英語で本を読もうと思ったこともないし、映画を字幕なしで読みたい