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2022年 新作映画ベスト&ワースト10 【トマデミー賞】
あけましておめでとうございます。
そして、今年もよろしくお願いします。
映画大好きトマトくんです。
もう2023年になってしまいましたが、今から2022年の新作映画トップ10とベストアクター、そしてワースト10を発表したいと思います。
作品賞
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1位『NOPE/ノープ』
2位『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
3位『シャドウ・イン・クラウド』
4位『哭悲/THE SADNESS』
5位『さがす』
6位『コーダ あいのうた』
7位『ウエスト・サイド・ストーリー』
8位『ザ・メニュー』
9位『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
10位『X エックス』
次点:『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』『ブレット・トレイン』『MEN 同じ顔の男たち』『すずめの戸締まり』『シング:ネクスト・ステージ』『流浪の月』etc…
2022年、僕が最も素晴らしいと思った映画は『NOPE/ノープ』でした!これまでの常識を大きく覆す斬新な設定によって、SFホラーというジャンルに新たな風を吹き込んだ衝撃作。
IMAXでの鑑賞はお世辞抜きで今年最高の映画体験でしたし、ひとつの作品を映画館で3回観たのは『NOPE/ノープ』が人生で初めてでした。
もはやオールタイム・ベスト!!!
監督賞
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★ジョーダン・ピール(NOPE/ノープ)
・ジェームズ・キャメロン(アバター:ウェイ・オブ・ウォーター)
・S・S・ラジャーマウリ(RRR)
・マイケル・ベイ(アンビュランス)
・ジュリア・デュクルノー(TITANE/チタン)
もちろんここも『NOPE/ノープ』のジョーダン・ピールです。まぁよくもこんな素晴らしい映画を生み出してくれたな!と打ちのめされた感すらありました。
往年のパニック映画にオマージュを捧げながら、こんな画期的な映画を作れるのは「これぞ才能」といったところ。個人的な贔屓でジョーダン・ピールを選びましたが、まあ監督賞の5人はほぼ横一線の素晴らしさだと思います。
主演男優賞
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★トム・クルーズ(トップガン マーヴェリック)
・オースティン・バトラー(エルヴィス)
・コリン・ファレル(アフター・ヤン)
・ラーム・チャラン(RRR)
・N・T・R・ラオ・ジュニア(RRR)
自身をハリウッドスターへと押し上げてくれた『トップガン』の正統な続編を、全く老いを感じさせないアクションでこなし、36年間誰にも企画を渡さずに自身も製作に関わるなど、『トップガン マーヴェリック』はまさにトム・クルーズの集大成と言える作品でした。今年は彼の年。トム・クルーズを選ばなくてどうする!
主演女優賞
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★アナ・デ・アルマス(ブロンド)
・アニャ・テイラー=ジョイ(ザ・メニュー)
・ジェシー・バックリー(MEN 同じ顔の男たち)
・ミア・ゴス(X エックス)
・ナリルヤ・グルモンコルペチ(女神の継承)
ホラー映画が多いですね。その中でも『ブロンド』は作品評価こそ最悪だったけど、アナ・デ・アルマスの演技が唯一の素晴らしい点だったので選びました。まるで本物のマリリン・モンローが乗り移ったかのようなクオリティで、女優としての、女優人生の、彼女の全てをぶつけたかのような本気度合いに胸を打たれました。
助演男優賞
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★スティーヴン・ユァン(NOPE/ノープ)
・ポール・ダノ(ザ・バットマン)
・コリン・ファレル(ザ・バットマン)
・マイルズ・テラー(トップガン マーヴェリック)
・エディ・レッドメイン(グッド・ナース)
もちろんスティーヴン・ユァンです。ほんの僅かな出演時間でしたが、作品の核とも言える役どころに評価せずにはいられませんでした。『NOPE/ノープ』の助演といえばエンジェルを演じたブランドン・ペレアの方が印象的ですけど、やっぱりユァンが居るのと居ないのとでは物語の捉え方、方向性が大きく変わります。退場してもなお、その余韻だけで最後の最後まで強烈なインパクトを残す存在だったので彼を選びました。
助演女優賞
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★エリザベス・オルセン(ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス)
・アンジェラ・バセット(ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー)
・キキ・パーマー(NOPE/ノープ)
・クロエ・コールマン(ガンパウダー・ミルクシェイク)
・サワニー・ウトーンマ(女神の継承)
ここは迷うことなく一択でした。これまで少しづつ積み上げられてきたスカーレット・ウィッチというキャラクターを見事に爆発させる演技力。ホラー映画の殺人鬼さながらの恐怖感。エリザベス・オルセンのキャリア・ベストとも呼べる怪演。まるでこの映画でこの役をするために生まれてきたかのようでした。
ワースト10
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1位 ONE PIECE FILM RED
1位 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
3位 バズ・ライトイヤー
4位 劇場版 Free!-the Final Stroke- 後編
5位 ザ・ディープ・ハウス
6位 ブラック・フォン
7位 ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ
8位 LAMB/ラム
9位 秘密の森の、その向こう
10位 エルヴィス
ワースト10は「つまらなかった映画」を、あえて賞として落とし込むことで、自分の中でマイナスだった要素をプラスなものとして置き換えるために発表します。
そんな今年ワーストは、『ONE PIECE FILM RED』と『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が同率1位でした。
まず『ONE PIECE FILM RED』ですが、個人的に「人として考え方が終わってる」ウタに全く感情移入できなくて、一応本作のヒロインなのに嫌悪感すら抱いてしまいました。あんなやつがシャンクスの娘で、何年も船に乗っていたという事実すら腹が立ちました。
また歌唱シーンもライブのはずなのにMV的な演出が多くて、全然その場にいるような臨場感がないし、ストーリーも回想シーンが多くていちいちストッパーになってました。音楽は良かったので、完全にAdoのプロモーションムービーでしたね。
そして『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。嫌よ嫌よも好きのうちです。何度もTwitterで言及したので今更書くことはないですが、一応noteにも残しておきます。
まあ面白いことには面白かったんですよ。ここ重要です。ただ、この面白さは「卑怯」であり、「ズルい」んですよね。正当に評価していいのか分からなくなって、途中で冷めてしまいました。もはや公式による二次創作、おままごと、お遊戯会、オ○ニーを見せられてるような感覚でした。
ストーリーも凡庸的で面白みに欠けますし、過去の『スパイダーマン』シリーズの焼き直しみたいな内容で、そのくせ過去のスパイダーマンが行ってきた行動を全てを否定するようなストーリーなのもきつかったです。
あの作品を見て「これを見たかった!」「俺たちが求めてたスパイダーマンだ!」って言ってた人たちは、本当にスパイダーマンが好きなんですかね?過去のスパイダーマンが揃ったら、内容なんてどうでもいいんでしょうか…(言い過ぎました)。
ただ『ONE PIECE FILM RED』も『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』も良くも悪くも話題性があって、このワースト1位は世間の評価に対する逆張り的な要素も含まれています。なので事実上は『バズ・ライトイヤー』がワースト1位みたいなところはありますね。
感想
2021年の11月に映画垢をはじめて、2022年は様々な出会いや別れがありました。そんな激動の1年を彩ってくれた映画たち、なんかホラー映画が多いですね。よく病んでたからかもですね。
そして世間を賑わせた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』や『ONE PIECE FILM RED』、『トップガン マーヴェリック』、『RRR』がかすりもしてない辺り、自分の感性のヤバさに焦りを感じています。
2023年は日本中の、いや、世界中の人たちと一緒に盛り上がれることを期待しています。最後までご愛読ありがとうございました!